空力騒音の基礎と騒音低減技術への応用

~ 空力騒音の分類、評価、計測技術および制御・低減手法と事例 ~

・機械の高速化に伴い発生する空力騒音について、ノウハウを交えた実験計測手法、実用的な騒音低減手法を修得するための講座
・機器から発せられる空力騒音を効果的に低減し、機器の静粛化、高性能化に活かすためのセミナー!

講師の言葉

 本セミナーでは、空力騒音の基礎理論を理解し、それに基づく効果的な対策や問題解決のためのアプローチ方法を修得することを目指します。空力音源は主としてファンや自動車、高速車両などのレイノルズ数が10の5乗から10の6乗オーダーで非圧縮性流れとして扱える流れを対象とします。
 空力騒音の評価方法についてノウハウも交えた実験計測による手法と近年設計現場でも用いられる数値解析による手法や様々な機器で問題となる空力騒音の種類や特性のほか、実用的な騒音低減手法として空力騒音の受動的制御手法について事例を加えつつ説明します。
 これらは企業の若手技術者にも理解しやすく役立つように基礎的かつ実用的な内容を中心にまとめています。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年05月21日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械設計者、機械生産技術者、騒音予測技術者の方
・機械、電子機器等関連企業の技術者、若手設計開発者の方など(自動車や高速車両、航空機など輸送機器の研究開発に関わる方や、流体機械、ターボ機械、建設機械、
 空調機器、家電などの研究開発、設計に関わる方で、空力騒音問題に携わる方)

予備知識 ・高校卒業程度の物理、数学の知識、流体力学に関する基礎知識
修得知識 ・実験計測や数値解析による空力騒音の評価技術と空力騒音対策の手法
プログラム

1.音の物理
  (1). 音速、周波数、波長
  (2). 音圧、音の強さ
  (3). 波動方程式、球面波と平面波

2.空力騒音の分類と基礎方程式
  (1). ジェット騒音とLighthill方程式、次元解析
  (2). 固体壁がある場合の騒音とLighthill-Curleの式
  (3). 渦音理論とHoweの式
  (4). 空力騒音の相似則
  (5). 狭帯域音、広帯域音、共鳴音とその特性

3.騒音の評価方法
  (1). 騒音の表示、音響パワー、騒音の和、聴感フィルター、Overall値
  (2). 周波数分析、定帯域幅分析、定比帯域幅分析

4.空力騒音の計測手法
  (1). 速度場、圧力場、音響の計測
  (2). 流れ場と空力音の相関計測
  (3). 無響室とその音響特性の計測
  (4). 縮尺模型による風洞試験法

5.空力騒音の数値解析手法
  (1). 空力音源の解析と音響解析
  (2). 解析結果処理

6.物体や機械から発生する空力騒音の種類と特徴
  (1). 鈍頭物体から発生する空力騒音
  (2). 翼・ブレードから発生する空力騒音
  (3). 流体機械から発生する空力騒音

7.空力騒音の制御・低減手法と事例
  (1). エオルス音の制御
  (2). 乱流騒音の制御
  (3). ジェット騒音の制御
  (4). 吸音と遮音
  (5). 空力騒音問題への取り組みに関する事例

キーワード 音 空力騒音 ジェット騒音 Lighthill方程式 音響パワー 渦音理論 Howeの式 Overall値 エオルス音 乱流騒音 ジェット騒音 吸音 遮音 
タグ 振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは現在募集を締め切っております。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日