接着・接合・異種材料接合の基礎と接合強度向上のポイントおよび寿命予測法 <オンラインセミナー>

~ 樹脂接着・金属接合技術と接合強度向上、ナノテク関連技術を用いた接合技術および加速因子を考慮した寿命予測法 ~

テレワークの方の学習にも最適なセミナー!

・機器の信頼性に大きな影響を与える接着接合技術について、基礎から最新技術まで修得できる講座
・接着特性、接合強度向上のポイント、寿命予測までを学び、機器における接着接合の信頼性向上へ活かそう!

・本講座は、WEB会議システムを利用して開催いたします
・受講の仕方など詳細は、お申込みいただいた後にご連絡いたします
・その他疑問点がございましたら、お問い合わせください
・PCの環境等で視聴できない方は、弊社研究室でご受講が可能です

講師の言葉

 異種材料を接着する技術は、エレクトロニクス実装をはじめ様々な産業における基盤技術のひとつです。しかし、接着強さは様々な因子の影響を受けるため、信頼性の高い接着接合を実現することは必ずしも容易なことではありません。本セミナーでは基礎から接着技術を俯瞰し、接着特性や信頼性について考えてみます。
また、近年の研究成果により、接着・接合界面制御技術は格段に進歩してきているだけでなく、界面構造の実態についても少しずつ明らかにされつつあります。先端研究で検討されている新規の接着・接合技術の考え方についても平易に説明したいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年05月12日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・材料メーカーや実装メーカーなどで接着・接合に関する業務に携わられている方
(車両・機械・電子機器・建材・日用品などの接合技術に携わっておられる技術者や接着剤・接合材料の研究開発に携わっておられる方)
予備知識 ・大学初等レベルの化学や物理の知識があれば望ましい
修得知識 ・接着・接合界面形成の基礎
・接着・接合現象解析の考え方
・接合技術における接合強度向上のポイント
・ナノテク関連技術を用いた最新の接着技術
・強度データの取り扱い方と寿命予測手法の考え方
プログラム

1.接着・接合・異種材料接合の基礎
  (1). 接合・接着技術における界面相互作用の分類
  (2). 理想的な接着力と実際の接着強度の違い
      a. 接着仕事と接着力
      b. 理想的な接着力を見積る
  (3). 理想的な接着力と実際の接着強度が一致しない理由
      a. 接着界面の不完全性
      b. 内部応力、硬化ひずみ
      c. 接着剤の粘弾性変形挙動
      d. 環境因子
  (4). 接着強度に影響を与える因子
  (5). 接着強度の測定試験法の分類
  (6). 応力負荷形態の接着強度への影響
  (7). せん断強さとピール強さの温度依存性
  (8). アンカー効果
  (9). 内部応力による接着強度の損失
  (10). 接着強度に対する界面の役割

2. 接着・接合の基礎となる化学結合の考え方
  (1). 化学結合の概念 ~共有結合性とイオン結合性~
  (2). 金属結合とは何か
  (3). van der Waals 力とは何か
  (4). 水素結合とは何か
  (5). 界面での化学結合形成
  (6)金属表面における化学的相互作用

3. 樹脂接着・金属接合技術と接合強度向上のポイント
  (1)高分子系接着剤を用いた接着
      a. 濡れ性の評価
      b. 界面相互作用を考えるための基礎 ~正則溶液近似~
      c. van der Waals力や水素結合形成に基づく接着理論
      d. 平衡接触角を用いた表面自由エネルギー解析
      e. 溶解度パラメータの考え方
      f. 接着剤と被着体の間の界面結合力はいつ生み出されるのか
      g. カップリング剤選定のポイント
      h. 分子接着技術への展開
  (2). 樹脂/樹脂間の接着・溶着
      a. 界面層の形成
   b. 同種高分子界面と異種高分子界面
   c. 界面層の厚さと接着強度
  (3). 金属系接合材料を用いた接合
      a. 溶融金属の固体表面への濡れ ~物質移動・化学反応を伴う濡れ~
      b. 界面相互作用を考えるための基礎 ~正則溶体近似~
      c. 相互作用パラメータの導入
      d. 状態図から得られる界面反応に関する情報
      e. 界面反応層成長の速度論
      f. 金属の表面改質を利用した接合技術
      g. 金属接合における接合(強度)信頼性における着目すべき事柄
      h. 外部要因によって引き起こされる拡散現象がもたらす不具合

4. ナノテク関連技術を用いた接合技術
  (1). バルクの熱力学とナノ粒子の熱力学
  (2). ナノマテリアルによる接合技術
  (3). 金属ナノ粒子の融点降下現象と低温焼結現象の違い
  (4). 焼結の理論モデル~古典モデルから自由エネルギー理論まで~
  (5). 樹脂バインダ中での金属ミクロ粒子の低温焼結現象
  (6). 金属ナノ・ミクロ粒子ペーストにおける界面化学現象の重要性

5. 金属/有機界面形成による接合技術
  (1). 表面活性化による常温接合
  (2). 必要な表面の活性化の度合い
  (3). 吸着種により促進される表面拡散のモデル
  (4). 化学的表面改質を利用した接合技術
  (5). ナノスケールインターロッキング
  (6). 界面構造に対する新しい視点 ~interface/interphase~
  (7). ミクロおよびナノアンカーを利用した接合技術

6. 複数の加速因子を考慮した寿命予測法の構築に向けて
  (1). 強度データの統計学的整理
  (2). 反応速度論モデルの基本的な考え方
  (3). アレニウスモデルの考え方(温度加速)
  (4). アイリングモデルの考え方(複数の加速因子が同時に加わる場合)

キーワード 接着 異種材料接合 接着強度 内部応力 樹脂接着 金属接合 van der Waals力 寿命予測
タグ 接着・溶着
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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