データ同化の基礎と適用事例および最新技術 ~1人1台PC実習付~

~ 逐次型・変分型データ同化技術の基礎と適用事例および最新技術 ~

・CAEモデル、計算条件、計測データの不確定性を適切に扱う「データ同化」技術を修得するための講座
・CAE解析精度を向上させ、解析の不安定性を定量化・低減する「データ同化」手法を修得し、製品設計の高精度化に活かそう!

講師の言葉

 データ同化は計算機支援工学(CAE)で用いられる解析コードの不確実な条件(初期・境界条件、モデルパラメータなど)を計測データに基づき学習することで、CAE解析の精度を向上させ、さらに、統計的なCAEモデル及び計測データの扱いにより、解析の不確定性を定量化・低減する手法である。
計算機能力の向上によりCAEの高精度化が進み、実験計測との比較・検証を行う場面においてCAEモデル、計算条件および計測データの不確定性を適切に扱う必要性が顕在化しつつある現在においては、機械学習とも関連してますます重要となり得るアプローチである。
 本セミナーでは、データ同化の基礎から工学分野における適用事例までを扱う。まず、データ同化手法の前提知識と対象範囲について紹介し、データ同化によって解決しうる課題について説明する。次に、データ同化手法の具体的なアルゴリズムに関して解説する。
 そして、簡単な非線形モデルを用いたハンズオンを通して、データ同化を自社の課題に適用する際の障壁を可能な限り低くすることを目指す。最後に、データ同化の適用事例と、より発展的な話題を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年02月03日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車をはじめとした輸送機器、機械、機械設備、電子機器など、計算機支援工学(CAE)を活用した製品の開発・設計・解析・強度研究、信頼性評価などに携わる技術者の方
予備知識 ・Pythonについて簡単なプログラミングができる程度の知識があった方が良い
修得知識 ・データ同化の基礎とデータ同化手法の具体的なアルゴリズム
・データ同化の適用事例とより発展的な話題
プログラム

1. データ同化の基礎
  (1). データ同化の可能性
  (2). データ同化の前提知識
  (3). データ同化手法の種類

2. 逐次型データ同化手法
  (1). カルマンフィルタ
  (2). アンサンブルカルマンフィルタ
  (3). 粒子フィルタ

3. 変分型データ同化手法
  (1). 3次元変分法
  (2). 4次元変分法

4. ハンズオン
  (1). Pythonデモコードによるハンズオン
  (2). Lorenz63モデルを用いたデータ同化の体験
  (3). カルマンフィルタ、アンサンブルカルマンフィルタ、4次元変分法の比較

5. データ同化の適用事例紹介
  (1). 計測データに基づくモデルパラメータの推定
  (2). 非定常流体現象の計測データに基づく再現

6. データ同化に関連した発展的話題
  (1). データ同化の高速化(近似モデル、次元縮約モデル)
  (2). データ同化に基づく計測方法の最適化

キーワード データ同化 逐次型データ同化 変分型データ同化 カルマンフィルタ アンサンブルカルマンフィルタ
タグ 設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):55,000円(税込)
同時複数申込の場合(1名):49,500円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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