異物問題解決のためのFT-IRによる測定法およびスペクトル解析のコツ

~ 異物分析の分析方法、スペクトルの解析および異物の原因特定と異物防止システムへの応用 ~

・異物分析を迅速かつ簡便に進めるための、効果的なFT-IRの活かし方が修得できる講座
・FT-IRの活用ノウハウを修得し、工程管理や製品の信頼性向上へ活かすためのセミナー!

講師の言葉

 本講演の目的は、迅速かつ簡便な異物分析により、異物クレームへの対処や異物発生の抑制へとつなげることである。具体的には、数µm~の異物を対象に、異物の収集方法やその際に確認できる情報、測定方法、解析方法、問題解決にむけてのアプローチなど、事例を交えながら解説する。
 中でも、異物分析で最も使用頻度の高いFT-IR分析に焦点を当て、より効果的な分析ができるように、測定方法の違いとそれぞれの方法における異物の分析範囲の違いを確認する。さらに、FT-IRでできる分析とできない分析を説明する。
 また、皆様が悩まれることの多いFT-IRのスペクトル取得後のスペクトル解析に関して、一連の事例を用いてわかりやすく解説する。

本セミナーは会場が変更になりました(東京・西新宿 → 茅場町)

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年01月22日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 NATULUCK茅場町新館 4F 中会議室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・FT-IRを異物分析に活用したいと思われている方    
・異物分析でFT-IRを使用しているが、何かうまくいっていないと感じている方
・異物対策やそれに伴うクレーム対応に苦慮している方 
・分析業務担当者の方
予備知識 ・これから異物分析を行おうとしている方でも理解していただけると思います。分析関係およびFT-IRの用語に関しては、なるべく解説をつけていますので、特別な知識は特に必要ありません
修得知識 ・FT-IRを使用した異物問題解決の流れ
・異物分析の基本的な考え方
・異物の発生から問題解決までの一連の対処法
・FT-IRの異物分析の可能性
・FT-IRではできない分析は何か
・FT-IRの簡易解析
・異物分析を行う上でのノウハウ・ヒント 
プログラム

1. はじめに~ 異物分析の目的と手順 ~
  (1). 大切な分析の視点とは
  (2). 分析の目的は何か
  (3). 分析の中のFT-IR

2. 異物の概要
  (1). 異物とは何か
  (2). 異物の種類

3. 異物分析の分析方法
  (1). 異物分析で大切なこと
  (2). 異物分析の手順
  (3). 観察でわかること
  (4). 異物のサンプリング方法
  (5). 異物の情報収集
  (6). 問題解決に向けてのアプローチ

4. 分析装置を使用せずにできる分析

5. FT-IRを使用した分析
  (1). 異物分析の中のFT-IR
  (2). 装置の概要
      a. FT-IRでどんな情報が得られるのか
      b. FT-IR測定での約束事
  (3). FT-IRの測定方法と測定のコツ
      a. 本体測定FT-IR透過法と使用例
      b. 本体測定-反射法と使用例
      c. 本体測定-ATR法と使用例
      d. 顕微IRを用いた測定
      e. 顕微IR-イメージング法:2次元可視化のメリット/デメリット
  (4). FT-IR測定のためのサンプリングと前処理
      a. ちょっと便利なグッズ

6. データベースの解析とスペクトルの処理・解析
~スペクトルの解析(その1)~
  (1). データベースの重要性
  (2). データベースの作成し、使用してみる
  (3). よく使われるスペクトルの処理とそれを使用した解析
  (4). 検量線作成およびサンプルの定量

7. ピークの細かな違いと問題解決のための解析
~ スペクトルの解析 (その2) ~
  (1). 構造解析
  (2). ピークの細かな違いに注目
      a. ピークシフト
      b. ピーク強度比
      c. ピーク幅
      d. ピーク歪み
  (3). 問題解決のための解析

8. FT-IR以外の分析装置
  (1). SEM-EDS
  (2). 蛍光X線
  (3). GC、GC-MSおよびLC

9. 異物分析の実施例
  (1). FT-IRが活躍した例
  (2). FT-IRではできなかった例

10. 異物の原因特定と異物防止システムへの応用
  (1). 報告書の作成と報告書
  (2). 異物の原因特定とその改善
  (3). 異物再発防止システムの構築と分析の役割

キーワード 異物分析 FT-IR スペクトル 異物再発防止
タグ ポリマー化学化学物質高分子
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
NATULUCK茅場町新館 4F 中会議室
住所: 〒 103-0026 東京都中央区日本橋兜町12-7 兜町第3ビル
営団地下鉄東西線「茅場町駅」12番出口 徒歩30秒
都営浅草線営団地下鉄「日本橋駅」D1出口 徒歩3分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日