電子機器におけるノイズ対策技術の基礎とその勘所および製品への応用  ~ 1人1台PC実習付 ~

~ EMC( EMIとEMS)、電磁界シミュレータ活用による電磁波の可視化技術、低周波と高周波ノイズの違い、シールドと関連対策技術、講師による実演デモ(測定器を活用したEMC、ノイズ対策技術 ) ~

・講師の豊富な実務経験とデモや図解を取入れ、わかりやすい講義を基にEMC対策技術とそのポイントを学び実践に活かすための講座

・EMCの基礎から回路設計に適用するためのEMC対策技術までを修得し、EMC対策をさらに高め信頼性を確保した製品つくりに活かそう!

※PCは弊社で用意します

講師の言葉

 EMCの対策技術は幅広い技術分野にわたります。

 EMCについてはJTCセミナーでもこれまで何度か取り上げられてきていますが、今回は見れば・聞けばわかるという角度からのEMCセミナーです。

 講師は多年にわたり高周波・高速電子機器開発・設計およびEMC対策にかかわってきました。

 特に高周波電磁界シミュレータを活用してどのように電磁波が発生し漏洩するかを解析し具体的なEMC対策を行ってきています。

 それらの経験に基づいたわかりやすい解説と具体的でさまざまな対策ノウハウをご説明します。

 どなたでも理解できるわかりやすい図等を用いていますのでこれからEMC対策にかかわる方から、さらにEMC対策技術をブラッシュアップしたいと考えておられる方まで是非この機会をご活用ください。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年03月11日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・EMC対策が必要になった回路設計者
・EMC対策技術をレベルアップしたいEMC関連エンジニア
・効率良くノイズ対策を行う技術/知識が必要なエンジニア
・電気回路・ユニット設計部門でEMC対応が必要なエンジニア
・高速デジタル回路設計者 
・高速デジタル回路基板設計者
・EMC測定を担当する部門の方
予備知識 ・電気回路の基礎知識

修得知識 ・電磁ノイズ発生の基本的なメカニズム
・電磁界解析ツール(シミュレータ)の基本的な使い方、応用
・回路/部品レベルの具体的なEMC対策技術
・ユニット/システムレベルのEMC対策技術
・測定器を使った基本的なEMC対策技術
プログラム

1. EMCの基礎知識
(1).EMCにはEMIとEMSがある
   a.EMIは機器から出るノイズ
   b.EMSは外来ノイズに対する機器の耐性
(2).機器が対応すべきEMC試験の概要
   a.EMI(機器から放出のノイズ)試験の種類
   b.EMS(外来ノイズへの機器の耐性) 試験には多くの種類がある

2.3D電磁界シミュレータでEMCノイズを見る(PC実習)
(1).EMC電磁界シミュレータ
   a.高周波回路計算(回路シミュレータ)ではEMC現象は扱いにくい
   b.3D電磁界シミュレータの概要
(2).3DRF電磁界シミュレータ(フリーソフト)で電磁波ノイズを見る(PC実習)
   a.空間に広がるノイズを見る
   b.3DRF電磁界シミュレータをEMC対策に活用する際のポイント
(3).3D低周波電界/磁界シミュレータ
   a.低周波の電界と高周波電磁界の関係
   b.低周波電界/磁界シミュレータの紹介

3.低周波と高周波ノイズの違いを理解する
(1).低周波電磁動作と高周波・高速電気信号(ノイズ)の伝わり方は異なる
   a.低周波は導体線路全体が一様に変化
   b.高周波・高速信号(ノイズ)はほぼ光速で導体線路を伝わる
   c.コモンモードノイズは低周波と高周波でメカニズムが異なる
(2).伝送線路間のノイズ結合
   a.伝送線路間のクロストークメカニズム
   b.クロストークを減らすポイント
(3). シングルエンドと差動伝送のEMIノイズレベル差
   a. シングルエンドと差動伝送
   b.ノイズ放出レベルに与えるベタ層の効果

4.シールドと関連対策技術のポイント
(1).導体ケースによるシールド
   a.導体ケースによるシールドの基礎
   b.ケースシールド対策の実際
(2).ケーブルのシールド
   a.ケーブルシールドのメカニズム
   b.ケーブルシールド対策のポイント
(3).ツイスト線による干渉の低減
   a .ツイスト線によるノイズ対策効果のメカニズム
   b.ツイスト線による対策実装上のポイント

5.回路に適用するいろいろなEMC対策技術
(1).EMC対策部品と適用ノウハウ
   a.市販EMC対策部品と適用ポイント
   b.フィルタ類の適切な使い方
(2).アナ・デジ混在回路のノイズ対策設計ポイント
   a.アナログ・デジタル混在基板がノイズに弱くなるメカニズム
   b.ノイズに強いAD/DA基板パターン
(3).基板ベタ層の共振と対策(パワーインテグリティー)
   a.ベタグランド層が高周波で共振するメカニズム
   b.基板電源系の共振を抑える技術
 
6.EMC対策技術
 ・講師による実演デモ(ノイズ発生源の特定法)
(1).測定器を活用したEMIノイズ対策技術
   a.スペアナを活用した効率的なノイズ発生源の見つけ方
   b.EMI対策効果のスペアナによるチェック
(2). 対外来ノイズ対策技術
   a.ネットアナを使用した対外乱ノイズ対策
   b.ノイズ発生器による誤動作試験

キーワード EMC EMI EMS 電磁界シミュレータ 電磁波ノイズ シールド AD/DA 共振 誤動作試験

タグ ノイズ対策・EMC・静電気プリント基板医療機器電子機器電子部品電磁波電装品
受講料 一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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