設計実務で使うための設計者CAEの活用方法とその勘所および導入ポイント

~ 構造解析に必須な有限要素法の基礎知識、解析結果を設計に反映させるための方法、解析を開発プロセスの中に定着するためのプロセス ~

・ほとんど紹介されることのなかった設計者CAEが持つ本来の機能の引き出し方を修得し、設計実務に活かすための講座
・最低限理解したい基礎知識から解析機能のノウハウまでCAE活用の勘所が修得できる特別セミナー! 

講師の言葉

 昨今、開発プロセスの中でCAEを活用しようという気運が高まっています。しかし、従来の開発プロセスの中になかったCAEをどう活用してよいのかわからないという声も同時に聞かれます。
 本セミナーでは、3つの視点から、設計・開発プロセスにおけるCAE活用の勘所をお伝えします。
1つ目はどんなCAEツールを使う場合でも、最低限理解したい基礎知識です。CAEは利用者次第でいかような答えも得られます。信用のおける結果を得るには、最低限の基礎知識が必要です。
 2つ目はCAEの活用法の第一歩です。設計・開発におけるCAE活用の第一歩は「電卓代わり」のCAEです。その勘所をお伝えします。
 そして、3つ目は、発展的な活用法です。今の設計者CAEは、非常に高機能な解析機能が搭載されています。しかし、それらの活用方法はほとんどセミナーや書籍でも紹介がありません。
 本セミナーでは、現在の設計者CAEが持つ本来の機能の引き出し方までお伝えすることを目指します。また、本セミナーでは、講師の経験も踏まえて、できる限り、理論よりも実践に軸足をおいて明日からの活用を目指すことに重きをおいています。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年01月08日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・製品開発、特に設計や関連する業務に従事されていて、これからCAEによる構造解析/シミュレーションを行っていきたい方
 または、さらなる活用にチャレンジされている方
・自社製品開発等にこれからCAE解析を導入していきたい方
・機械、自動車、電子機器ほか関連企業の設計開発者の方
予備知識 ・一般的な工学の知識(解析で必要な材料力学等は講習内でカバーします)
・ソフトは問いませんが、3DCADで形を作ることができる程度のスキルがあれば尚可
修得知識 ・解析の中でも最もニーズのある静的線形応力解析を行うための知識
・実際の製品をどのように解析モデルにすればよいのかの基礎的な知識
・解析をどのように設計に反映するための基本スキル
・基本的な応力解析以上の製品開発に必要な解析についての知識
プログラム

1.CAEによるシミュレーションを行うための基礎知識
  (1).構造解析に必須な有限要素法の基礎知識
    a.有限要素法とは
    b.要素と節点
    c.要素の種類と自由度
    d.単位系
  (2).構造解析に必要な材料力学
    a.荷重について
    b.応力とひずみ
    c.曲げ応力と断面2次モーメント
    d.ミーゼス相当応力と主応力
    e.解析に必要な材料物性値
    f.様々な材料

2.電卓代わりに使うCAE
  (1).ソフトウェアを使った一般的な解析フロー
  (2).一般的な解析ソフトのインターフェイス
  (3).解析用ジオメトリの作成/取り込み
  (4).静的応力解析における条件の設定
    a.材料の設定
    b.拘束条件の設定
    c.荷重条件の設定
    d.条件の確認と解析の実行
    e.メッシュの設定について
  (5).ポスト処理と結果の評価
    a.コンター図の解釈方法
    b.変位、応力、歪み、安全率
    c.変形スケールとアニメーション
    d.解析結果の解釈のキーポイント

3.アセンブリ解析と接触条件
  (1).アセンブリ解析のプロセス
  (2).接触条件とその種類

4.解析結果を設計に反映させるための方法を学ぶ
  (1).ケース1:荷重には剛性で対抗
  (2).ケース2:強制変位にはしなやかさで対抗
  (3).ケース3:応力集中には形状で対抗
  (4).ケース4:荷重には荷重で対抗

5.応用的な様々な解析法
  (1).熱伝導/熱応力解析
  (2).非線形解析
    a.大変形解析
    b.材料非線形性・・・塑性、超弾性、粘弾性
  (3).動解析
    a.固有値解析
    b.周波数応答解析
    c.過渡応答解析
  (4).座屈解析・・・線形座屈と非線形座屈

6.解析機能のフロントエンドでの活用
  (1).トポロジー最適化とジェネレーティブデザイン
  (2).従来の解析機能との併用

7.解析を開発プロセスの中に定着するためのプロセス
  (1).教育
  (2).プロセスの中への適用方法

キーワード CAE 3DCAD 構造解析 有限要素法 材料力学 応力 ひずみ ミーゼス相当応力 ジオメトリ 拘束条件 荷重条件 メッシュ ポスト処理 アセンブリ解析 熱応力解析 非線形解析 動解析 座屈解析 ジェネレーティブデザイン
タグ シミュレーション・解析強度設計最適化・応力解析材料力学・有限要素法設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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