~ レーザ樹脂溶着の光学特性、ACW(R)法、Hybrid-LTW工法、加工点温度モニタリング、トラブル事例と対処法 ~
・豊富な事例を交えてレーザ樹脂溶着技術の基礎からトラブル対策事例を詳解し、実務での課題を解決するための講座
・レーザ樹脂溶着技術の最適な活用方法を修得し、生産性や加工品質の向上に活かそう!
~ レーザ樹脂溶着の光学特性、ACW(R)法、Hybrid-LTW工法、加工点温度モニタリング、トラブル事例と対処法 ~
・豊富な事例を交えてレーザ樹脂溶着技術の基礎からトラブル対策事例を詳解し、実務での課題を解決するための講座
・レーザ樹脂溶着技術の最適な活用方法を修得し、生産性や加工品質の向上に活かそう!
第1部:
レーザ樹脂溶着技術は、日本では1980年代中頃にトヨタ自動車、本田技研から特許出願されているが当時は、設備コストや適用材料に制限が多く、実用化には至らなかった。その後、半導体(LD)レーザの高出力化・低コスト化の流れに乗り、2000年頃から順次実用化・応用開発が進められ、自動車関連部品を中心に、電気・電子・光学部品等の接合技術として導入が進んでいる。 既に樹脂部品の溶着溶着工法の一つとして認識され、導入が進んでいるが、未だレーザで樹脂材料が接合できる事例や利点について周知が必要である。その要因として、①樹脂材料の光学特性に関する認識、② 樹脂材料の熱的・物理的性質 ③ レーザ溶着に適し且つユーザー欲求を満たす樹脂材料の開発が挙げられる。
そこで、本講演では、樹脂材料の光学・熱・物理的特性について解説し、その後、レーザ樹脂溶着技術の基本であるレーザ透過溶着法において課題を明白にし、突合せ溶着が可能なACW工法についても解説する。 また、最新のレーザ樹脂溶着技術としてレーザ透過溶着法の課題を解決するHybrid-LTW工法について提案します。
第2部:
レーザ樹脂溶着の基礎的な部分から平易な言葉を用いて出来る限りわかりやすく解説します。レーザ溶着時になぜ不良が発生するのか?それは何が原因なのか?どうすれば改善できるのか?不良を起こしにくくする工夫など、実践的な内容をお伝えしたいと考えています。異種材料接合のおまけもあります。
本講座は、会場が変更になりました。(新宿→市ヶ谷)
開催日時 |
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開催場所 | 宮崎県東京ビル |
カテゴリー | 加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・部品:生産技術者・材料技術者・設計者・品質管理者、材料:成形材料開発者の方 ・初めてレーザ溶着を自社の生産ラインへ適用する事を面等されている方 ・すでに生産ラインにレーザ溶着を適用しているものの、工法に疑問がある方 ※講師の所属企業と同業の方(レーザ樹脂溶着装置を提供するメーカ等)の受講をご遠慮いただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。 |
予備知識 |
・講師サイト(http:ltw.jp)を参照してください ・高校卒業程度の物理 ・樹脂材料に詳しいと理解が深まります |
修得知識 |
・レーザ樹脂溶着を検討する上での課題とその解決法 ・レーザ樹脂溶着の基礎的な理論 ・レーザ溶着の生産ラインへの適用方法 ・不良発生時のトラブルシューティング方法 |
プログラム |
第一部:レーザ樹脂溶着技術の基礎と各種工法および最新技術(材料の視点から) はじめに 樹脂溶着を語る前に、各種 熱可塑性樹脂の熱特性 エンプラとは、金属代替を狙う樹脂成形材料のことです。 レーザ樹脂溶着の必須要素(光と熱による可塑化)
1.レーザ樹脂溶着の基礎 (1).樹脂材料の各種接合方法 (2).レーザ樹脂溶着の実用例 (3).レーザ樹脂溶着の基本原理 (4).レーザ樹脂溶着の3つの原理 (5).樹脂溶着に使用するレーザ (6).レーザ樹脂溶着の特徴とメリット (7).レーザ樹脂溶着実用化のための“5つの壁”
2.使用する樹脂材料と黒色透過材料について (1).樹脂材料の分類 (2).樹脂材料のレーザ透過特性 (3).レーザ樹脂溶着の重要な光学特性因子 (4).レーザ透過色素 (5).黒色にする意匠性と黄変防止 (6).レーザ透過色素に求められる性能 (7).既存黒色染料・顔料の問題点 (8).レーザ透過色素の光学特性 (9).レーザ透過黒色色材 eBIND LTW-seriesの特徴
3.レーザ溶着市場/現場で確認される材料の実際 (1).レーザ樹脂溶着の現状とトレンド (2).レーザ樹脂溶着工法の課題や材料由来のエラー事例 (3). 材料面からの課題解決例 (PBTの場合) (4).樹脂メーカーおよび使用される樹脂材料に求められるものは? (5).色材メーカーとしてオリヱント化学工業の取り組み (ACW / Hybrid-LTW)
4.吸光度制御法 (ACW(R)法について) (1).レーザ樹脂溶着用成形材料 (2).ACW(R)原理と3つの特徴 (3).突合せ溶着 (4).隙間許容範囲の拡大 隙間(GAP)に強い (5).ACW(R)の溶着痕課題への解決策 (6).ACW(R)工法の溶着同軸モニタリング (7).PA以外の樹脂材料への適用
5.Hybrid−LTW工法 (1).ACW(R)の重ね合わせ溶着の限界事例 (2).レーザ透過溶着法の弱点 (3).Hybrid−LTW工法の提案 (4).Hybrid−LTWの効果と強度 (5).Hybrid−LTW工法による高速化 (6).ギャップ(隙間)に強いHybrid−LTW工法 (7). 他の工法と比較
第二部:レーザ樹脂溶着におけるモニタリング法およびパラメータ設定のポイント、トラブル対策事例 1.レーザ樹脂溶着に適したレーザとは (1).レーザとは? (2).各種レーザの比較 (3).半導体レーザのメリット (4).浜松ホトニクスの樹脂用着用レーザ製品ラインナップ
2.レーザ樹脂溶着時の加工点温度モニタリング (1).温度測定の意義 (2).温度測定方法 (3).温度モニタリングの適用例 (4).温度モニタリングデータからわかること (5).レーザ樹脂溶着を管理する (6).新しいモニタリング方法(レーザプロセスモニタ)
3.レーザ樹脂溶着におけるパラメータ (1).レーザパワー (2).スポット径 (3).走査速度 (4).治具設計の注意点
4.溶着の失敗例とその対処法 |
キーワード | レーザ樹脂溶着 熱可塑性樹脂 黒色透過材料 レーザ透過特性 黄変防止 吸光度制御法 突合せ溶着 レーザ透過溶着法 Hybrid-LTW工法 加工点温度モニタリング |
タグ | レーザ、接着・溶着、治具 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込) |
会場 |
宮崎県東京ビル東京都千代田区九段南4-8-2 |
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