プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術

~ プラスチックの力学特性、破壊じん性改善手法、プラスチックの種類と特徴、複合化による耐衝撃性改善手法と事例 ~

・プラスチック成形品の力学特性を学び強度設計に活かすための講座

・力学の基礎、プラスチック特有の力学現象、実用で必要技術となる耐衝撃性の向上手法を修得し、製品の強度設計に活かすための特別講座!

講師の言葉

 プラスチックは金属、セラミクスと肩を並べる3大材料の一つと言われています。

 プラスチックは他の材料と比べて、軽量でかつ比較的低い温度で成形できるために様々な成形工法が開発され、日用品から輸送機器に至るまで広域な分野で使用されています。

 本講義では、まずプラスチックの力学特性に関する基本的な項目について、理論を交えながらご紹介します。

 そこから本講義のトピックである耐衝撃性に焦点を当てて解説し、今まで得てきた研究成果の一部を実例として紹介しながら耐衝撃性の改善手法を詳しく解説します。

 本講義では数式が多数出てきますが、感覚で理解できるように丁寧に解説していきます

本セミナーは会場が宮崎県東京ビル1階会議室に変更になりました

本セミナーは開催日が変更になりました
10月15日(火) →12月12日(木)

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年12月12日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 宮崎県東京ビル
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・プラスチック素材の開発に携わっている方や複合材料やポリマーブレンドに興味のある方
・プラスチックの成形加工に関わっている方も参考となる内容です
予備知識 ・特別な知識は必要としません。基礎からわかりやすく解説します

※本講義では数式が多数出てきますが、感覚で理解できるように丁寧に解説いたします
修得知識 ・プラスチック成形品の力学特性解析に必要な基礎知識
・耐衝撃性に関する基礎知識とその応用技術の概要
プログラム

1.力学の基礎

  (1).力学とは?

  (2).力の分類

  (3).応力やひずみの概念

  (4).プラスチックの力学特性に関する負荷速度依存性

  (5).耐衝撃性とは?

 

2.解析・材料設計に必要な高分子材料の物性に関する試験と評価方法

  (1).3点曲げ試験

  (2).ノッチ付き衝撃試験

  (3).示差走査熱量解析

 

3.熱可塑性プラスチックの成形加工温度と力学特性

  (1).プラスチックの降伏現象:クレイズとせん断降伏

  (2).降伏応力の射出成形温度依存

  (3).降伏応力と破壊じん性

  (4).破壊じん性の射出成形温度依存性

 

4.応用編:熱可塑性プラスチックの耐衝撃性改善手法事例

  (1).ポリマーブレンド

    ・エラストマーブレンドによる破壊じん性改善

     a.実例-1:PS/SEBS

    ・硬質プラスチックブレンドによる延性化

     b.実例-2:PP/PS

    ・相容化剤添加による延性化

     c.実例3:PP/PS/SEBS

    ・反応性添加剤による破壊じん性改善

     d.実例4:PC/ABS

  (2).繊維強化

    ・繊維の引抜けによる破壊じん性改善

     a.実例1:PP/長繊維AF

     b.実例2:PP/短繊維GF/MAH-PS

    ・繊維とナノフィラーとの併用による破壊じん性改善

     a.実例1:PP/短繊維GF/CNF

     b.実例2:PP/短繊維GF/CNT

 

5.まとめと質疑応答

キーワード プラスチックの力学特性 耐衝撃性 熱可塑性 プラスチック成形加工 
タグ プラスチック射出成形樹脂・フィルム成形加工応力解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
宮崎県東京ビル
東京都千代田区九段南4-8-2
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