フレッティング疲労・フレッティング損傷の基礎と疲労対策技術 ~個別相談付~

~ フレッティング腐食・摩耗・疲労の特徴および形状設計、接触表面・界面、材料改質による対策技術 ~

・複雑な条件で起こり、特異な挙動をするフレッティング疲労の特徴と対策が修得できる講座
・フレッティング疲労への対策技術を修得し、機械や構造物の故障や破損の防止、寿命の向上へ活かそう!
・講義の最後にフレッティング疲労問題の実務相談も受けます!

講師の言葉

 「フレッティング」とは、わかりやすい日本語では「厄介(やっかい)」であり、ゆえに「フレッティング疲労は、「やっかい疲労」と言い換えることができる。その意味は、複雑な条件で起こり、特異な挙動をし、その対策が難しいということ。
 したがって、大学の講義の域を超えるため、ほとんど知らされていない。しかも現代は、CADの時代で、フレッティングには考慮されずに設計され、モノづくりが行われ、稼働している。安全安心に不安が生じる側面がある。
致命的なフレッティング疲労は、寿命にも、ばらつきが大きいので保守の面でも、厄介となる。本講座では、そうした背景を踏まえ、講義を組み立てる。

本セミナーは会場が変更になりました(東京・新宿 → 竹橋)

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年12月04日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 ちよだプラットフォームスクウェア 地下1階 ミーティングR002
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械の設計実務者(入門・指導・監督者)、保守実務者、実験研究実務者
(自動車などの輸送機器、機械、設備などの開発、設計、信頼性保証、強度研究、解析、保守保全に携わる方、ボルト・軸受の研究開発に関わる方、機械材料や潤滑油・潤滑剤の研究開発に関わる方)
予備知識 ・材料力学や金属材料など材料強度についての基礎知識があれば望ましい
修得知識 ・フレッティング損傷について、とりわけフレッティング疲労の概要について知り、日常業務での問題解決への勘所を身に付けることができるだろう
プログラム

1. フレッティング損傷の歴史と概要
  (1). 設計の現状と課題
      a. 設計における今日的課題
  (2). フレッティング損傷の様相
      a. フレッティング腐食(コロ―ジョン)
      b. フレッテイング摩耗
      c. フレッティング疲労
      d. 接触-すべり-摩擦条件
  (3). フレッティング損傷における力学
      a. 組合せ応力とモールの応力円
      b. ミーゼスの破壊規準
      c. ヘルツ接触と接触力学

2. フレッティング疲労の特徴
  (1). フレッティング疲労の概要
      a. フレッティング疲労の特徴
      b. 55+1の影響因子
      c. フレッティング疲労の実例
  (2). フレッティング疲労の特徴把握
      a. フレッティング疲労の実験手法と結果
      b. 被害形成とき裂の発生条件
      c. き裂の発生と進展挙動
      d. き裂進展の評価法
      e. 応力拡大係数による評価と設計

3. フレッティング疲労対策
  (1). フレッティング疲労対策
      a. 形状設計による対策
      b. 接触表面・界面による対策
      c. 材料改質による対策
      d. 設計・保守での対策
      e. 接触場の観察とシミュレーション
      f. 数値解析手法
  (2). フレッティング疲労問題の実務相談
      a. 全体質疑
      b. 個別質疑

キーワード フレッティング損傷 フレッティング腐食 フレッティング摩耗 フレッティング疲労 
タグ 金属トライボロジープラント機械機械要素工作機構造物自動車・輸送機車載機器・部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
ちよだプラットフォームスクウェア 地下1階 ミーティングR002
東京都千代田区神田錦町3‐21
電話番号 : 03-3233-1511
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