相手のニーズ・要求・意図を正しく掴むためのヒアリングスキル向上とその実践 ~演習付~

~ ヒアリング力を高めるための勘所、枠組みを用いる:「論理的」「解決的」「目的的」、業務におけるヒアリングの質を高めるチェック・ポイント ~

・上司・同僚や顧客のニーズや意図を掴むためのヒアリングスキルを、演習を通して身につける講座!

・聴く力の観点からコミュニケーションスキルを向上させ、業務効率・提案・チームマネジメントなどに活かすための演習講座!

・ヒアリングスキルを向上させることで、伝える際の効率・効果を高めることにも繫がります!

講師の言葉

 現代の技術者、エンジニアの皆さんに高く求められるコミュニケーション能力として、「いかにわかりやすく伝えるか/発信するか」は非常に大切でしょう。しかしながら、「どんなことを、いかに正確に、確実に、早くつかむか(分かち合うか)」も、決して軽視できません。

 前者がアウトプット型の「プレゼン」に代表されるようなスキルなら、後者はまさにインプット型のスキルと言えます。その特徴について言及すれば、前者は“予定調和”なゴールを見すえるため“準備”をしやすい点が挙げられるでしょう。それに対し、後者は、“出たとこ勝負”、つまり、まさにその場その場での“柔軟性”や“即応性”が要求される点が大きな違いです。

 実は、優れたエンジニアやビジネスパーソンには、「聞く」という影響力を驚くほど意識的に発揮し、その後の仕事を効率的かつ効果的に、生産性高く進める人が多いのです。

 少しイメージしてみてください。「ヒアリング」をうまく発揮したほうが、ものごとがうまく進む場面は、次のように非常に多くあると思いませんか?

 ・顧客や取引先から、引き出しづらい確かな“ニーズ”を汲みとるとき

 ・技術や開発スタッフ、営業とともに“有益な情報”や“アイデア”などを共有するとき

 ・社内の上層部や上司から“指示”や“方針”、“目的”の本質を適確につかむとき

 ・現場やユーザー、あるいは部下から、“ニーズ”や“要望”“期待”を引き出すとき

更に加えれば、職場の同僚やチームメイトと“意見”や“思い”の交換をおこなう場面なども同じはずです。

 また、“発信”する「プレゼン」や「トーク」「スピーチ」などよりも、「ヒアリング」を代表とする“受信”するスキルのほうが、相手や周囲、職場に好ましい影響を与えることが期待できます。

 本講座の主な学習のねらいは、単に「聞き上手」になることにとどまりません。「聞き上手」を超えて、信頼を寄せられる技術者・エンジニアとして期待され、認められ得るビジネスパーソンに向かっていただくために、コミュニケーション能力をアップグレードする講座です。

会場を変更いたしました(西新宿→市ヶ谷)

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年12月26日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 宮崎県東京ビル
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・製造業、IT企業、研究機関、公共機関の技術者をはじめ、どなたでも歓迎です
 (製品開発、見積り、商品企画、業務改善、設計・図面作成、ソフトウェア開発、仕様作成、チームマネジメント、マニュアル作成、品質管理、技術営業など)
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・相手からのニーズや期待感、前向きな感情を引き出し、より質の高い仕事(企画や提案、報告など)に活かす能力
・相手(顧客、取引先、上司・同僚、仕事の関係者)と、より良い関係を築く能力
・論理明快でハリのある会話を進展し、より実用的な場を形成することにつながるスキル
プログラム

1.ヒアリング力を高めるための勘所

  ~ヒアリング能力の“高い人”と“低い人”の特徴を体験的につかむ~

  (1).どんな相手となら「話しやすい」「会話がはずむ」か:演習

  (2).話を聞けない人(技術者・エンジニア)のまずい傾向

  (3).話しやすい人の「優れた特長」のリスト

  (4).自分の“無知”を自覚する

 

2.相手と良好な関係性を築く「聴く技術」

  (1).「聞く」「訊く」「聴く」の3種類

  (2).「傾聴技法」 基本サイクルと深化のステップ

  (3).「○○力」が大きな鍵

  (4).相手の発言内容に同意できない時の対応方法

  (5).演習:傾聴技法編

 

3.対話や議論の質を高める「問いかける技術」

  (1).やみくもに「聞く」「質問する」のは大間違い

  (2).枠組みを用いる:「論理的」に、「解決的」に、「目的的」に

  (3).「事柄」だけでなく、「意味」「感情」にも注意を向ける

  (4).相手との「関係の質」を高める問いかけ

  (5).演習:問いかけ編

  (6).ヒアリング中のノート&板書のコツ

  (7).ヒアリング内容をレビューし、次に活かす

 

4.業務におけるヒアリングの質を高めるチェック・ポイント

  (1).「素朴な問い」は「鋭い問い」に勝る

  (2).聞くレベルの5段階:自己点検のポイント

  (3).自分と相手のコダワリ&思考の傾向(4タイプ)を踏まえる

  (4).「専門家」「解決者」に続く“第三の役割”を自覚する

  (5).状況に応じたヒアリングの基本スタンス

    a.上司からの指示を受け、仕事のやり直し・ムダを防ぐ

    b.技術提案やプレゼン後の質疑の場で

    c.技術打合せ、ミーティング、議論の場で

    d.相談、OJT(部下指導)、コーチングで

    e.対話、ブレスト、チーム内の学習の場で

 

5.日常業務のケース学習:まとめ

  (1).解決の糸口を探り、解決策を練る

  (2).対策・ポイントの全体シェア

 

※実践ですぐに役立つ「ワーク」を豊かにした進行で、楽しく学んでいただけます

※「ありがちな例→好ましい例」などを通じて、その場ですぐに身につく実習を用意しております

キーワード ヒアリング 傾聴技法 打ち合わせ 素朴な問い 鋭い問い 技術指導
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受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
宮崎県東京ビル
東京都千代田区九段南4-8-2
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