飛行体制御技術の基礎と設計・実装のポイント

~ 航空機の運動方程式・トリム・線形化、ヘリコプタの特徴と姿勢制御および設計・実装技術 ~

・「空飛ぶクルマ」やドローンなど最近脚光を浴びている飛行体制御を基礎から学び応用するための講座

・固定翼機や回転翼機の飛行特性に関する基礎的事項や、姿勢制御系の設計法などを修得し、製品開発へ活かそう!

講師の言葉

 この講義は、これまで飛行体の制御系設計に携わったことのない方を対象とし、固定翼機や回転翼機の飛行特性に関する基礎的事項や、簡単な姿勢制御系の設計法およびシミュレーション法を紹介し、飛行制御系の設計者となるため必要な知識を体得していただくことを目的としています。一般に、飛行体の制御系設計においては、制御対象である飛行体の運動を数式で表現した数学モデルを作り、モデルを用いた制御則の数式の設計やシミュレーションを行います。最初に、飛行制御に必要な数学の予備知識を説明し、次に、航空機・ヘリコプタの3次元空間内での運動を数式表現する方法を紹介します。そして、ヘリコプタを対象に、代表的なセンサ、アクチュエータや航法・誘導・制御系の構成方法を概観した後、機体胴体の姿勢を制御する制御系の設計やシミュレーションについて紹介します。

本講座の会場は変更になりました。(新宿→市ヶ谷)

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年09月27日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 宮崎県東京ビル
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・飛行体の制御技術に関わる方もしくは興味のある技術者の方
予備知識 ・機械工学系の大学学部卒業程度の知識
修得知識 ・飛行体の運動学・力学の知識を活用した数学的モデリングや飛行制御系設計に必要な基礎知識
プログラム

1.飛行体制御に必要な数学および3次元運動学・力学
  (1).行列の微分
  (2).ベクトルに関する各種計算法
  (3).座標系と座標変換、方向余弦
  (4).回転姿勢の表現方法
  (5).運動方程式

2.航空機の運動の表し方
  (1).航空機の運動を特徴づける状態変数
  (2).航空機に関する座標系と相互変換
  (3).機体にはたらく力とその表し方
  (4).航空機の運動方程式・トリム・線形化
  (5).航空機の運動モード

3.ヘリコプタの特徴とその運動
  (1).ヘリコプタとは
  (2).操縦系統
  (3).ブレードの運動と空気力・吹き下ろし
  (4).全機機体運動のモデル化

4.ヘリコプタの姿勢制御
  (1).制御に利用するセンサとアクチュエータ
  (2).誘導・航法・制御系の構成例
  (3).PID制御
  (4).機体胴体の角速度と姿勢の制御
  (5).制御則の離散化とプログラム実装
  (6).飛行シミュレーション

キーワード 飛行体制御 回転姿勢 航空機 運動モード ブレード モデル化 誘導・航法・制御 姿勢制御 PID制御 飛行シミュレーション
タグ アクチュエータセンサモータ自動車・輸送機制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
宮崎県東京ビル
東京都千代田区九段南4-8-2
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