AEセンシングによる機械の疲労損傷寿命予測技術とその応用

~ 機械部品の損傷形態と検査法、AEセンシングの基礎知識、回転部品のオンライン損傷監視技術への応用 ~

・リアルタイム性の高いAEセンシング技術を修得し、機械の疲労寿命予測の信頼性向上に活かすための講座

・AE(アコースティック・エミッション)技術を活用し、機械の疲労損傷や故障の早期発見と対応に活かそう!

講師の言葉

 様々な機械システムは所定の機能をもって健全に稼動するように設計・製作ならびに運用が行われている。システムを構成する機械部品は、それぞれの故障物理に基づき実寿命より十分安全に設計されるが、安全を特に重要視する場合には、メンテナンスを考慮した設計と運用が行われる。一方で、機械材料の疲労強度は大きなばらつきを呈することが知られており、機械構造用部品の疲労寿命もそのばらつきに依存する。疲労損傷が微小なうちにそれを検出することは必要不可欠であるが、損傷の進行速度や故障の重大度を念頭におくと、定期点検での検出よりもリアルタイムでの検出が極めて重要である。
 本講座では一般的な故障物理とそのセンシング方法の組合せを概説するとともに、特に損傷検出のリアルタイム性の高いAEセンシングについて疲労寿命予測に対する応用例を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年09月19日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械部品(ユニット、サブシステム含む)の開発者およびメンテナンス従事者
・機械設備の開発または製品開発に携わる方や、保全・管理に関わる方
・機械設備診断技術にAEの導入を検討されている方
・機械、自動車、飛行機、重工業、建設機械、製鉄、配管、火力発電、金属加工業部門の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・AE(アコースティック・エミッション)の特徴と信号解析
・回転部品(転がり軸受・回転軸)のオンライン損傷監視技術への応用
プログラム

1.機械部品の損傷形態と検査法
  (1).負荷と材料と損傷形態
  (2).損傷の進行と物理量の変化
  (3).汎用的な損傷検査手法
    a.オフラインセンシング(定期点検)
    b.オンラインセンシング(状態監視)

2.AEセンシングの基礎知識
  (1). AE(アコースティック・エミッション)の特徴
    a.音速と周波数
    b.減衰
    c.反射と透過
  (2).計測系と信号処理
    a.増幅
    b.フィルタリング
    c.AEパラメータとサンプリング
    d.AE信号解析
  (3).国際規格について

3.回転部品のオンライン損傷監視技術への応用
  (1).転がり軸受の損傷認識
    a.振動値の経時変化
    b.AE信号の経時変化
  (2).回転軸の疲労損傷監視
    a.ワイヤレスAEセンサ
    b.AEパラメータの経時変化
    c.素子の配置方向の影響
    d.破壊力学的寿命予測

4.寿命予測技術の信頼性向上のために
  (1).高精度周波数解析
  (2).多変量解析からディープラーニングへの応用
 

キーワード AE アコースティック・エミッション 損傷検査 状態監視 パラメータ サンプリング オンライン損傷監視 転がり軸受 回転軸 破壊力学 周波数解析 多変量解析 ディープラーニング
タグ 信号処理寿命予測センサ機械機械要素工作機軸受け
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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