振動・騒音の基礎と分析および適切な対策技術

~ 振動・騒音の低減対象となる音源・振動源や部品の特定、対策における優先順位の把握と適切な対策技術 ~

・振動・騒音発生時において、製品に適した効果的な対策を実施するための知識を修得できる講座
・機器の振動・騒音を低減し、製品の高性能、高品質、長寿命化に活かそう!
・複数の音源・振動源から対策の優先順位を的確に把握するための分析手法の一つである実稼働伝達経路解析手法について紹介致します!

講師の言葉

本セミナーでは、製品から発生する振動や騒音低減を行なうために知っておくべき基本的な内容について説明致します。振動や騒音を低減する必要がある場合、入力側の低減が良いのか、伝達系を対策することが良いのか、また質量を増加すべきか剛性を上げるべきか、など判断が難しい場合があります。
その判断を適切に実施する際に必要となる振動、騒音の基本原理を実際の製品(簡易模型)を対象に例示しながら説明致します。また、自動車などのような音源・振動源が複数存在する製品の場合、どの音源、振動源を対策することが効果的であるのか判断することも難しい場合があります。
セミナー後半では、このような複数の音源・振動源から対策の優先順位を的確に把握するための分析手法の一つとして実稼働伝達経路解析手法についての紹介も致します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年04月24日(水) 10:30 ~ 17:00
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・振動や騒音低減が業務で必要ではあるものの、振動・騒音分野についての経験が少ない方
・低減対象となる製品の音源・振動源が複数あり、どの部品を優先的に対策すべきか判断する手法を必要とされる方
(自動車などの輸送機器、機械、構造物などの開発、設計、解析、品質保証、保守・保全などに関わる技術者の方や吸音材・遮音材の研究開発に関わる方)
予備知識 ・実務で振動騒音問題に携わっていると理解が深まります
修得知識 ・振動低減、騒音低減を実施するための考え方
(入力低減または伝達系対策の判断、質量付加または剛性向上の判断に関わる考え方)
・低減対象となる部位への影響が高い振動源・音源または部品を特定する手法に関する知識
プログラム

1. 振動の基礎
  (1). 振動低減の目的
  (2). 振動の要因(入力と伝達)
  (3). 共振について
  (4). 様々な入力によって発生する振動の特徴
  (5). 振動伝達特性(伝達関数)と固有振動数
  (6). 振動実験の目的と実施(実稼働実験)
  (7). 振動実験の目的と実施(加振実験)
  (8). 実験を通じた振動の要因解析

2. 振動低減の実施
  (1). 共振時の振動対策(入力低減)
  (2). 共振時の振動対策(伝達系対策)
  (3). 非共振時の振動対策(質量増加/剛性向上)
  (4). 非共振時の振動対策(防振ゴム追加)

3. 騒音基礎と騒音対策
  (1). 音の物理特性
  (2). 音の心理特性
  (3). 騒音の発生要因(音源と伝達)
  (4). 音源の特性
  (5). 吸音と遮音の基本特性
  (6). 騒音対策例

4. 自動車における振動・騒音分析技術
  (1). 伝達経路解析手法(TPA)について
  (2). 様々なTPA手法
  (3). 実稼働TPAの流れ
  (4). 実稼働TPAの分析手順と理論
  (5). 実稼働TPAによる固体伝搬音、空気伝搬音の分離

キーワード 振動 共振 伝達特性 伝達関数 固有振動数 騒音 音源 吸音 遮音 伝達経路 TPA
固体伝搬音 空気伝搬音
タグ 振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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