金属疲労の基礎と強度設計への応用

~ 材料力学モデルにおける変形と応力、疲労メカニズムの基礎と疲労強度特性、メンテナンスを加味した設計法 ~

・金属疲労の諸現象について理解を深め、信頼性のある疲労設計に活かすための講座

・疲労現象の理解と疲労事故防止のための設計法を修得し、信頼性の高い実設計に応用しよう

講師の言葉

 機械構造物などの設計・製作ならびに運用・保守を行う上で、使用されている材料の強度把握が極めて重要である。材料の静的強度を保証することはもちろん、実際に使用されるときは動的な負荷を受けることが多いので、動的強度に対する保証も必要不可欠である。しかしながら現実問題として実機の破損事故はかなりの頻度で発生しており、それらの破壊原因の70%以上が金属疲労であることが明らかにされている。
 本講座では材料力学の基礎を十分把握した上で金属疲労の諸現象について理解を深め、信頼性のある疲労設計の考え方について解説する。加えて、部品の加工法や稼働時の環境等が疲労強度に及ぼす影響についても概説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年04月09日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械構造物などの設計・製作ならびに運用・保守を行う方
・機械部品(ユニット、サブシステム含む)の開発者および設計者の方(初学者~中堅)
予備知識 ・材料力学の基礎知識
修得知識 ・疲労現象の理解と疲労事故防止のための設計法とメンテナンス等の関連事項
プログラム

1.材料力学モデルにおける変形と応力の理解
  (1).力と応力
  (2).変形量とひずみ
  (3).材料と静的破壊

2.金属疲労の基礎知識
  (1).疲労現象と有名な事故
  (2).疲労メカニズムの基礎
  (3).疲労強度特性
    a.応力の変動
    b.S-N線図
    c.疲労限度
  (4).疲労強度に及ぼす諸因子の影響
    a.切欠き
    b.平均応力
    c.その他の影響因子

3.強度設計と疲労設計
  (1).荷重-強度のばらつき
  (2).安全率
  (3).有限寿命設計と疲労限度設計
  (4).データベースの利用

4.実機の強度信頼性向上のためのノウハウ
  (1).加工法と材料の性質の把握
  (2).実働荷重と環境の把握
    a.振動・固有振動数の影響
    b.温度の影響
    c.pHの影響
  (3).メンテナンスを加味した設計法

キーワード 材料力学 変形 応力 静的破壊 金属疲労 S-N線図 疲労強度 強度設計 疲労設計 有限寿命設計 疲労限度設計 強度信頼性
タグ 金属金属材料プラント疲労機械強度設計構造物材料力学・有限要素法
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日