電気自動車における急速充電技術・ワイヤレス充電技術とその応用および今後の動向

~ 走行中給電に向けた磁界共鳴による高効率電力伝送技術、超高速充電技術と次世代急速充電規格 ~

・市場の急拡大が予想されているEVへの充電技術を先取りし、超高速充電技術に応用するための講座

・充電時間の短縮を実現する「超急速充電」技術や位置ずれが生じても高効率の電力伝送が可能な「ワイヤレス充電技術」を修得し、システム開発に活かそう!

講師の言葉

第一部
 磁界共鳴は、大きなエアギャップかつ位置ずれが生じても、高効率の電力伝送が可能な技術である。電気自動車へのワイヤレス充電、家電へのワイヤレス給電、センサ類へのワイヤレス給電など、多くのアプリケーションに対応可能であり、大きな注目を浴びている。本セミナーでは基礎知識の説明だけでなく、走行中給電にも使える技術を紹介する。

第二部
 電気自動車の普及に向け、航続距離の伸長、充電時間の短縮、車両価格の低減が求められている。これに伴い、車載バッテリの大容量化が進行しているが、充電時間とは相反する関係があり、安易な大容量化は商品性、利便性を損なう結果を招いてしまう。そこで検討されているのが、超急速充電である。本セミナーでは超急速充電を実現するための、主として車両側の課題と対応について解説する。

本講座は、会場が変更になりました。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年02月12日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 宮崎県東京ビル
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・車両メーカ、電装品メータ、充電器メーカほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・高等学校の電気程度の知識
・EV・PHVのDC充電に関する基礎的知識
修得知識 ・磁界共鳴現象とワイヤレス充電への応用
・急速充電規格の概要
・超急速充電を実現するために必要な技術課題とその対応
プログラム

第一部 電気自動車へのワイヤレス充電 ~走行中給電に向けて~

1.ワイヤレス電力伝送の背景と4方式と周辺情報
  (1).ワイヤレス電力伝送の需要背景
  (2).電磁誘導方式
  (3).磁界共鳴方式
  (4).マイクロ波電力伝送方式
  (5).レーザー電力伝送方式
  (6).標準化動向
  (7).電波防護指針と実際

2.電磁共鳴(電磁界共振結合)
  (1).磁界共鳴と電界共鳴
    a.等価回路の導出
  (2).オープン・ショート型アンテナ
    a.オープン型アンテナ
    b.ショート型アンテナ
  (3).kHz~MHz~GHz
    a.kHzアンテナ
    b.MHzアンテナ
    c.GHzアンテナ
  (4).電磁誘導と磁界共鳴の統一理論
    a.N-N
    b.N-S
    c.S-N
    d.S-S

3.ワイヤレス電力伝送システム
  (1).システムとしての磁界共振結合
  (2).最大効率追従制御
  (3).走行中給電への応用
  (4).自動走行(センサ利用)
  (5).コンデンサレス&フェライトレスの走行用コイル
  (6).まとめ

第二部 車両側から見た超急速充電の課題とその対応および今後の動向

1.背景
  (1).バッテリー式電動輸送機器(BEV)の開発動向 
  (2).BEV用LIBの開発動向

2.超急速充電の必要性
  (1).車載バッテリの大容量化と超急速充電の必要性
  (2).技術課題
  (3).超急速充電への対応

3.急速充電規格
  (1).現状規格
  (2).充電プロファイル

4.次世代急速充電規格
  (1).超急速充電規格
  (2).バッテリシステムへの要求性能
  (3).超急速充電プロファイルの確立
  (4).セルの冷却と昇温
  (5).発熱への対応

5.今後の動向

キーワード ワイヤレス電力伝送 電磁誘導 磁界共鳴 マイクロ波 レーザー 電波防護指針 等価回路 BEV用LIB 超急速充電 急速充電規格 充電プロファイル 次世代急速充電規格 バッテリシステム セル 発熱
タグ エネルギーマネジメントシステムワイヤレス給電自動車・輸送機車載機器・部品電源・インバータ・コンバータ
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
宮崎県東京ビル
東京都千代田区九段南4-8-2
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