プラスチック射出成形品設計と成形不良対策のポイント

~ 射出成形金型の基本構造と機能、成形不良の原因と対策、成形品設計のポイント、工程における品質検証チェックポイント ~

・射出成形技術の基本である「樹脂」「金型」「成形」技術の重要ポイントを学び、成形不良対策に活かすための講座

・射出成形技術の基礎と成形不良をつくらないための設計の留意点を修得し、高品質な製品開発に活かそう!

講師の言葉

 ひとくちにプラスチック製品と言いましても多種多様の製品分野があり、それぞれの製品用途に合致した製品あるいは部品の設計を行わなければなりません。ハイスペックな設計もあればコストを重視した設計もあります。いずれの設計もプラスチックでつくるための技術を熟知して、品質とコスト、時間のバランスを図った設計が要求されます。
 射出成形法は設計形状をつくる自由度が高いため広く利用されており、身のまわりにある製品の多くが射出成形金型による成形品でつくられています。よってこれからプラスチック製品に、設計や製造、品質管理、購買などの様々な立場で関わる方に取りまして、射出成形技術の知識は欠くことができないものであるといえます。特に成形品設計者は射出成形技術の基本3本柱である「樹脂」「金型」「成形」の知識を押さえた上で、目標QCDを満足しつつ成形不良をつくらない設計をしなくてはなりません。
 本セミナーは、プラスチック製品に関わる方がポイントを押さえてこれら技術を学ぶことができるように構成いたしました。樹脂、金型、成形の各項目では重要ポイントをわかりやすく解説いたします。この理解の上に「成形不良」「成形品設計」「品質検証」について講師の事例を交えながら説明いたします。また、当日は成形品サンプルを多く持参いたします。言葉や写真だけでは分かりにくい成形不良も現物で理解できます。国際博覧会の成形品サンプルでは海外の金型・成形技術のトレンドの一端を知ることができます。
 皆様がそれぞれの先へ進むための最初のステップとして活用いただければ幸いです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年02月08日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・プラスチック製品設計、プラスチック成形加工、射出成形金型設計、生産技術、品質保証/品質管理、研究・開発に携わる技術者の方
・資材・購買、販売・営業などでプラスチックの目利きを必要とされる方
予備知識 ・プラスチックの初歩的な知識(代表的な樹脂の種類、金型の主な働き、成形機の役割など)
修得知識 ・成形品設計の基礎となる射出成形技術(樹脂・金型・成形)の基礎知識
・成形品設計を行う上での留意点(形状や品質、コストに関すること)
・成形不良のメカニズムと原因および対策
・プラスチック金型・成形の技術トレンド
プログラム

1.プラスチック製品をつくる
 (1).身のまわりのプラスチック製品とプラスチックが使われる利点
 (2).主な成形法(射出成形法、他)

2.樹脂の基礎
 (1).主な特徴
   a.熱による反応の違い(熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂)
   b.固化時の収縮率等の違い(結晶性樹脂と非結晶性樹脂)
   c.性能を向上させるための(ポリマーアロイ、繊維強化、添加剤)
 (2).材料物性と樹脂選びのポイント
 (3).成形加工に関する特性(溶融状態における特性)

3.金型の基礎
 (1).射出成形金型の基本構造
     (2プレート、3プレート、ホットランナー)
   ※アニメーション、動画によりイメージで金型動作を理解できます
 (2).射出成形金型の基本機能
   a.流す(スプルー/ランナー/ゲート)
   b.形を作る(キャビティ)
     ※アンダーカット処理法の3例
   c.固める(冷却)
     ※金型温調と冷却設計
   d.取り出す(離型)
     ※突き出し個所決定における注意点
   e.エアー排出
     ※成形品質を支える隠れた重要機能

4.成形の基礎
 (1).射出成形機の構成と機能
   (射出装置、型締装置、スクリュー、型開力と型締力、樹脂圧力、投影面積)
 (2).射出成形の工程
     ※保圧とは、ゲートシールとは
 (3).サイクルタイム
     ※製品設計者こそチャレンジすべきテーマがここにある
 (4).射出成形条件と成形品質との関係の一例

5.成形不良の原因と対策
 (1).成形不良とは何か
     ※どのようなものか、どこで発生するのか
 (2).要因系とは
     ※樹脂、金型、成形、成形品設計の4つの視点
 (3).主な不良のメカニズムと要因および対策
   (バリ、ヒケ/ボイド、変形、シルバーストリーク、ウェルドライン)

6.成形品設計のポイント
 (1).パーティングライン
     ※失敗事例の教訓(1)
 (2).抜き勾配
     ※失敗事例の教訓(2)
 (3).リブ設計
     ※成形不良を避ける設計パラメータ
 (4).フック設計
     ※設計パラメータと開発から量産への進め方

7.プラスチック製品の工程における品質検証
 (1).工程における品質検証チェックポイント
     ※何をチェックするのか
 (2).成形品図面
     ※出図時点での製品設計者が行うポイント
 (3).成形トライ
    ※金型設計者が確認すべきこと。製品設計者が確認すべきこと

8.成形品サンプルで知る
 (1).主な成形不良の実際
   (言葉や写真だけではわかりにくい不良現象を現物で理解)
 (2).プラスチック博覧会
   (K2016(ドイツ)、IPF2017(日本))に観る技術トレンド

※当日は博覧会で入手のサンプルを多く展示します。手にとってご覧いただけます

キーワード パーティングライン(PL) 抜き勾配 アンダーカット 金型温調 金型冷却回路 突き出し 離型 エアーベント スプルー ランナー ゲート 射出速度 射出圧力 平均樹脂圧力 投影面積 サイクルタイム 保圧 ゲートシール バリ ヒケ 変形 ウェルドライン 熱可塑性樹脂 繊維強化樹脂 ポリマーアロイ
タグ プラスチック金型品質管理射出成形樹脂・フィルム成形加工
受講料 一般 (1名):48,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):43,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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