ゴム・エラストマーの疲労・劣化と対策および長寿命化技術

~ ゴム・エラストマーの耐疲労性・耐候性を改善する配合・加工技術、ゴム製品の劣化寿命予測および長寿命化対策 ~

・劣化メカニズムや対策方法を学び、ゴム・エラストマーを効果的に活用するための講座
・ゴム、エラストマーにおける劣化特性の変化を予知・制御し、製品の高信頼性・長寿命化を実現しよう!

講師の言葉

長期間におよぶ耐久性や繰り返し応力などに対する耐疲労性および劣化や疲労過程における特性変化を予知、制御することはゴム材料の設計開発において極めて重要なことである。また、過酷化する使用環境において、ゴム・エラストマーの耐久性向上や製品寿命の延長が求められています。
本セミナーではエラストマーの劣化の評価・解析、劣化メカニズムの推定、劣化抑制と長寿命化など「ゴム・エラストマーの劣化」に関する課題、不具合事例と対策を解説します。
具体的には、原料の選択、製造工程での課題解決、製品での劣化対策など、配合設計、加工技術の説明とリンクさせながら解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年03月12日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・ゴム製品や複合材料の研究開発・設計・生産技術・製造・品質管理に関わる方
(自動車などの輸送機器、機械・電子機器および部品、プラント、構造物などでゴム製品を使用する企業の方やゴム製品の研究開発、製造に関わる方)
予備知識 ・業務でゴム製品や複合材料の研究開発、製造に携わっていると理解が深まります
修得知識 ・ゴム配合の基礎
・ニーズに応えるためのゴム材料づくりの手法
・ゴム材料におけるトラブル原因の調査とその対策
・疲労を理解するのに必要な基礎知識
・耐疲労性を改善する配合技術、加工技術の一例
プログラム

1. ゴム製品用の原料ゴムと配合剤
  (1). 原料ゴム
      a. 天然ゴム(NR)
      b. 一般用合成ゴム(SBR、BR、CR等)
      c. 特殊合成ゴム
  (2). 配合剤
      a. 充てん剤(補強剤及び増量剤)
      b. 加硫関連配合剤
      c. 老化防止剤
      d. 加工剤

2. ゴム・エラストマーの疲労と劣化
  (1). 劣化に及ぼす外的諸因子
      a. 使用環境ストレス
      b. 機械的ストレス
  (2). 疲労・劣化のメカニズム
  (3). 材料要因・配合要因の影響
  (4). 外部刺激による影響
      a. ゴム分子主鎖の切断と構造変化
      b. 架橋構造の切断と構造変化

3. 劣化の評価および分析方法 
  (1). 劣化前後の応力-歪特性評価
  (2). 機器分析法

4. 耐疲労劣化性を向上する配合設計
  (1). 架橋剤、老化防止剤、他配合剤
  (2). 加硫方法など

5. 耐候性(オゾンなど)を向上する配合設計
  (1). オゾン防止メカニズム
  (2). 各種ゴムの耐オゾン性比較
  (3). オゾン劣化防止法と配合剤の選定

6. 疲労寿命に影響する加工工程での問題点
  (1). 配合、混合、成形加工、加硫の各工程

7. ゴム製品の劣化事例と対策
  (1). 劣化原因の特定事例
      a. 使用中のゴム製品の材質変化とその原因
      b. ゴム製品のトラブル事例と対策

8. 劣化特性からみた長寿化技術
   ・ポリマー、老化防止剤・加硫剤などの選定

9. ゴム製品の寿命予測評価

キーワード ゴム エラストマー 配合剤 加硫 配合設計 ポリマー 老化防止剤 
タグ ゴム化学材料成形加工
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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