摩擦・摩耗(トライボロジー)の基礎と 潤滑油・作動油による機器のトラブル対策 ~1人1台PC実習付~

~ トライボロジーの基礎と「油漏れ」、「作動不良」の原因と対策および寿命延長のための状態監視、オイル評価技術 とトラブル回避策 ~

・潤滑油・作動油が引き起こす機器のトラブルと効果的な回避策について、トライボロジーの基礎から解説する講座
・トライボロジーにおいて重要な役割を果たす潤滑油の特性と劣化測定技術を修得し、潤滑油・作動油における適切なトラブル対策をしよう!
※PCは弊社にてご用意致します

講師の言葉

第1部
トライボロジーはGDPレベルの経済損失を抑制し、経済効果を生む実学です。トライボロジーによる経済効果は、何とGDPの約3%、15兆円(JOSTレポート日本版)です。このようにトライボロジーはマイナーな存在ではありますが、社運を左右するほど桁違いな経済効果を持つ学問です。
僅か3時間の説明ですが、帰社後に貴方がトライボロジーセンターになり、トライボロジーで会社収益を上げ、企業価値を上げ、株価も上げ、すべてのステークホルダを幸せにしてください。

第2部
第1部のトライボロジーの基礎をベースに、第2部では油圧機器を例に挙げ、代表的なトラブルとそれを回避するために設計・製造する側が考えていること、それを使用する際に気を付けるべきことについて解説します。
本講では油圧機器を例に解説しますが、ここでの考え方は潤滑油・作動油を使用する様々な機械に共通するものであり、機械に関連した仕事に従事されている多くの方々にとって必ずや某かの参考になるのではと思っております。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年03月12日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・潤滑油・作動油を使用する機器の研究開発、設計、信頼性保証に関わる方
・潤滑油、作動油および添加剤の研究開発に関わる方
・過去にトライボロジーやメンテナンストライボロジーを学んだ経験がない技術者の方
・機器のトライボロジーに関心のある方
(潤滑油・作動油を使用する機械・輸送機器・プラントの研究開発、設計、生産技術、製造、保守・保全および潤滑油を製造する元売、添加剤メーカの研究開発に携わる方)
予備知識 ・潤滑油・作動油およびこれらを使用する機械に携わっていると理解が深まります
修得知識 ・トライボロジーの基本、機器の省エネルギー化、省資源の具体化
・油圧をはじめとした潤滑油を使用する機器のトラブル未然防止対策
プログラム

第1部 トライボロジーの基礎と潤滑油の物性・酸化劣化およびその測定

1.トライボロジーの基礎
(1). 固体接触面と摩擦の法則
(2). 摩擦係数
(3). 潤滑形態
(4). 流体潤滑
(5). 弾性流体潤滑

2.潤滑油の物性
(1). 動粘度、粘度指数、低温粘度
(2). 高圧粘度
(3). 高圧粘度計算アプリの提供解説

3.トライボロジー計算演習
(1). 【演習1】摩擦係数関連
(2). 【演習2】粘度指数の計算
(3). 【演習3】高圧粘度の計算
(4). 【演習4】弾性流体潤滑膜厚さの計算

4.潤滑油添加剤の基礎と潤滑油への効果
(1). 酸化防止剤
(2). 粘度指数向上剤
(3). 流動点降下剤
(4). 摩耗防止剤
(5). 極圧添加剤
(6). 摩擦調整剤
(7). 油性剤
(8). 消泡剤
(9). 清浄(剤)分散剤

5.潤滑油酸化劣化のメカズムと酸化防止剤の劣化消耗、残存寿命の計算
(1). 酸化劣化のメカニズム
(2). 【演習5】酸化劣化速度の計算
(3). 【演習6】酸化防止剤の劣化消耗、残存寿命の計算

第2部 潤滑油・作動油におけるトラブルの発生と回避策
~ 油圧機器を例に解説するトラブルと回避策 ~

1. 油圧機器で起こる代表的なトラブル
(1). 油漏れ
(2). 作動不良

2. トラブルの原因と発生のメカニズム
(1). 汚染
(2). 劣化
(3). その他

3. トラブル回避策
(1). メーカーが考えていること
      a. 摺動面に関する事項(材料、加工方法、潤滑理論)
      b. シールに関する事項(材料、シール理論、振動)
      c. 作動油に関する事項(適合性)
      d. 製造に関する事項
(2). ユーザーが考えるべきこと
      a. 施工時の留意点
      b. 油圧回路構成での留意点
      c. 作動油に絡む留意点

4. 機械の使用寿命を延ばすために
(1). 状態監視保全
(2). オイルサンプリング
      a. 実際のサンプリング方法
      b. サンプリング周期
(3). オイルの評価方法
      a. 性状評価
      b. 汚染度評価
      c. 摩耗評価
(4). 診断結果に基づくアクション

キーワード トライボロジー 油圧機器 潤滑油 潤滑油添加剤 状態監視 オイルサンプリング
タグ トライボロジープラント機械自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日