残留応力の基礎・測定法および金属材料の疲労強度向上技術

~ ショットピーニングを効果的に活用した金属材料の疲労限度の向上と疲労破壊対策 ~

・機械・構造物の破損原因になる「残留応力」を疲労強度の向上に活用し、製品の信頼性を向上させるため講座
・機械・構造物の疲労強度を向上させ、機器の高信頼化・長寿命化を実現するためのセミナー!

講師の言葉

第1部
 省資源等を背景として輸送機器用の金属部材の軽量化や構造物の延命化が求められています。そのため、部材の疲労強度向上が重要な課題となっています。疲労強度向上法の一つとして、表面処理技術であるショットピーニングが良く知られており、現在、幅広く用いられています。
 本セミナーでは、残留応力の発生メカニズムと測定を学ぶとともに、各種ピーニング技術の原理と疲労強度向上メカニズムを習得することを目標とします。 さらに、最新の研究成果事例として、各種ピーニング技術により、金属部材の表面キズを無害化する技術などを紹介します。

第2部
 機械部品の故障(破損)モードの80%以上は疲労破壊である。簡便に疲労強度を向上させることができる方法としてショットピーニングがあり、自動車用歯車やばねなどに採用されている。
 今回、疲労破壊に対するショットピーニング(SP)の効果、採用部品例、SPの基礎、SP工程管理条件と圧縮残留応力分布の関係、SPの技術動向、各種SP法の表面特性と疲労強度、大幅に疲労限度が向上できる二段SP、疲労破壊抵抗因子と疲労限度の関係などを概説する。
 このセミナーにより、SPの重要性を認識していただけ、必ず業務に役立つと確信します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年03月15日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械や構造物の設計技術者、保全技術者、生産技術担当者
・機械材料の研究開発担当者
(各種機械、設備、プラントなどにおける設計開発、保守保全に関わる方や表面改質技術の研究開発などに関わる方)
予備知識 ・材料工学の予備知識が有れば良いですが、必須ではありません
修得知識 ・効果的に機器の疲労強度を向上させ軽量化を達成する技術
・ショットピーニング技術の方法とその効果
・機器・構造物の疲労破壊による破損防止および延命化技術
・材料の表面キズを無害化し機器の信頼性を向上させる技術
プログラム

1. 残留応力の基礎と測定および材料強度の向上技術 (第1部)
  (1). 残留応力の発生メカニズム
      a. 冷間加工残留応力
      b. 熱処理残留応力
      c. 表面改質残留応力
      d. 溶接残留応力
      e. 過大予荷重効果
      f. 高周波加熱応力改善法
  (2). 残留応力の測定
      a. 各種残留応力測定方法
      b. 穿孔法
      c. 圧子圧入法
      d. X線応力測定法
  (3). 残留応力が強度に及ぼす影響とその評価
      a. 残留応力が疲労強度に及ぼす影響とその評価
      b. 応力腐食割れの防止
      c. 破壊靭性向上
      d. 転がり疲労強度特性向上
      e. 耐摩耗性向上
  (4). ピーニングの方法と効果
      a. ショットピーニングの原理と効果の評価方法
      b. ストレス多段ピーニングの方法とその効果
      c. 微粒子ピーニングの方法と効果
      d. 超音波ピーニング
      e. キャビテーションピーニング
      f. レーザーピーニング
      g. ニードルピーニング
  (5). ピーニングによる表面欠陥の無害化
      a. ショットピーニングによるバネ鋼の表面欠陥の無害化
      b. ショットピーニングによるセラミックスの表面欠陥の無害化
      c. レーザーピーニングによるアルミ合金の表面欠陥の無害化
      d. ニードルピーニングによる溶接部における表面欠陥の無害化

2. ショットピーニング技術の基礎と疲労破壊に対するショットピーニングの効果 (第2部)
  (1). ショットピーニング(SP)技術の基礎と効果、SPが用いられている産業分野およびSP技術の変遷
  (2). SPにおける工程管理条件と残留応力の関係
  (3). 機械部品の故障モードと疲労破壊における各過程の支配因子と抵抗因子
  (4). 疲労強度向上指針とこれに対する最適な表面改質法
  (5). 歯車の疲労破壊モード
      a. 曲げ疲労破壊(高サイクル/低サイクル)
      b. 面疲労破壊(ピッチング/スポーリング)
  (6). 各種SPの表面特性
  (7). 歯車の疲労破壊に対するショットピーニングの効果
      a. 高サイクルでの曲げ疲労
      b. 低サイクルでの曲げ疲労
      c. 面疲労破壊の表面起点のピッチング
      d. 面疲労破壊の内部起点のスポーリング
  (8). 疲労強度向上指針の妥当性の定量的な検証
  (9). 二段SP(DSP)による粒界酸化層の無害化
  (10). 大幅に曲げ疲労限度が向上できる真空浸炭、超急速急冷の輪郭高周波焼入れおよびDSPを組合わせた複合表面改質歯車
  (11). 軟窒化にピーニングを施した場合の表面特性と曲げ疲労限度
      a. ショットピーニング
      b. キャビテーションピーニング
  (12). ショットピーング採用上の留意点

キーワード 残留応力 材料強度 ピーニング 疲労破壊 疲労強度
タグ 金属材料プラント機械構造物最適化・応力解析
受講料 一般 (1名):48,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):43,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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