絶縁破壊のメカニズムと絶縁劣化対策

~ 絶縁材料に要求される機能、高電界現象と空間電荷、空間電荷の評価方法とその原理、コンポジット化による劣化対策 ~

・最先端技術による最新のデータを紹介しながら、絶縁材料開発や絶縁対策に活かすための講座

・絶縁材料が必要とされる要素や評価方法、さらに絶縁性を高める手法などを修得し、電気機器の信頼性確保に活かそう!

講師の言葉

 長年にわたり、絶縁材料、特に直流高電界下の現象について研究を行い、国内外の事情にも精通している講師が、その経験を踏まえて、高分子材料に必要とされる要素や、絶縁性の評価方法、また絶縁性を高める手法などについてわかりやすく講演します。
 特に講師は、直流高電圧に対する絶縁材料の性能の評価に関して、空間電荷分布計測を用いた最先端技術を駆使して計測を行い、国内外から高く評価されています。この空間電荷計測については、講演者らが開発した技術が、中国や欧州など、全世界の研究者が使用している手法であり、その設計や改良については、講演者らのグループが群を抜いて先端技術を開発しておりますので、最新のデータを紹介することができます。これら、実測されたデータを材料開発に役立てることが講演者らの研究活動であり、多くの企業と共同研究も行っておりますので、それらの経験も参考になると思います。

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セミナー詳細

開催日時
  • 2019年01月29日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・高分子絶縁材料、特に直流高電圧用の材料選定や開発に携わる技術者の方
・絶縁設計にかかわる技術者の方
・電気・電線・半導体・化学・材料ほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・電気、高分子材料、計測に関する予備知識があると理解しやすいです
修得知識 ・高分子絶縁材料が直流高電界に曝された場合にどのような現象が発生し、何が問題になるのか
また、それを避けるためにどのような対策が取られようとしているのかを知ることができる
プログラム

1.はじめに: なぜ絶縁材料が重要か
  (1).高分子絶縁材料を取り巻く環境と要求される機能
    a.直流送電用ケーブルを例として
    b.高電圧機器用絶縁材料を例として
    c.巻線被覆材料を例として
    d.半導体封止材料を例として

2.直流高電界下で高分子絶縁材料に蓄積する空間電荷とその評価方法
  (1).高電界現象と空間電荷
    a.高電界現象とは
    b.絶縁破壊現象とは
    c.劣化現象とは
    d.空間電荷蓄積現象とは
  (2).空間電荷の評価方法とその原理
    a.パルス静電応力(PEA)法の原理
    b.PEA法の測定例
    c.直流電流積分電荷法(Q(t)法)の原理
    d.Q(t)法)の応用例

3.空間電荷の蓄積特性と問題点
  (1).ケーブル用絶縁材料(ポリエチレン)
  (2).モールド用絶縁材料(エポキシなど)
  (3).巻線被覆用絶縁材料(ポリイミドなど)

4.絶縁劣化対策 ―コンポジット化による劣化対策の例-
  (1).ケーブル用絶縁材料(ポリエチレン)
  (2).モールド用絶縁材料(エポキシなど)
  (3).巻線被覆用絶縁材料(ポリイミドなど)

キーワード 絶縁材料 絶縁破壊 絶縁劣化 空間電荷分布測定法 パルス静電応力 PEA法 直流電流積分電荷法 Q(t)法
タグ 精密機器・情報機器安全基板・LSI設計絶縁蓄電電気
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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