～ ゼーベック効果とペルチェ効果、熱電発電モジュールの発電特性、熱電発電システムの応用例、小型化を可能にした温度変化による電気エネルギー変換最新技術 ～
・熱電変換の原理から発電モジュール、応用例、温度変化を利用する最新技術動向まで修得する講座！
・熱電変換技術の基礎から最新技術まで学び、未利用排熱の有効活用、熱電変換の高効率化、高出力発電技術に活かそう！
熱電変換技術の基礎と応用例および温度変化を利用した熱電変換の最新技術
講師の言葉
（１～６章）
熱電変換は固体材料による熱と電気の直接エネルギー変換です。エネルギー問題が深刻化する中で、未利用の排熱を使って発電することが可能な熱電発電技術への注目と期待が高まっています。
本講義は熱電変換を初学者の方にも理解できるよう、プログラムを組みました。熱電変換における用語の説明、熱電変換の原理など基本的な話からスタートし、実際の熱電材料、熱電発電モジュール、熱電発電システムを取上げ、実学的な話へと展開します。受講者が独自に熱電発電に取り組むことができることを目標に、具体的にわかりやすく説明します。
（７章）
ゼーベック効果を利用した通常の熱電変換では、温度差を電気エネルギーに変換します。材料内の温度差を大きくするために、材料を厚くする、熱伝導率を下げる、等の様々な工夫がなされています。
それに対して、近年、電気化学を活用して熱エネルギーを電気エネルギーに変換する技術が提案されています。一つは、外界の熱エネルギーで直接充電される電池（三次電池）です。もう一つは、酸化還元を利用した熱電変換です。室温付近の30℃程度の温度差で、1mA/cm2の電流を永続的に取り出すことができています。電気化学を活用することにとり、エネルギーハーベストの扉が開かれつつあります。
受付を終了しました
セミナー詳細
| 開催日時 |
|
|---|---|
| 開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
| カテゴリー | 電気・機械・メカトロ・設備 |
| 受講対象者 |
・熱電変換について興味をお持ちの技術者・研究者 ・センサーデバイスの電源に熱電発電の利用を考えている方 ・新・省クリーンエネルギーとして注目されている熱電発電を用いて、排熱を有効に利用したい方 ・自動車部品、電子機器、端末、IoT関連製品、ウェアラブル機器、二次電池など |
| 予備知識 | 特に必要ありません |
| 修得知識 |
（１～６章） ・熱電変換の基礎と応用に関する知識 ・熱電発電材料、素子、モジュールの基礎知識 ・熱電変換の応用システムに関する知識 （７章） ・電気化学を活用した熱エネルギーを電気エネルギーに変換する技術の原理を理解することができる。 |
| プログラム |
１．熱電変換の基礎と応用 （１）．熱電現象 （２）．ゼーベック効果とペルチェ効果 （３）．ゼーベック効果とペルチェ効果発見後の発展 （４）．熱電変換材料 （５）．熱電変換素子およびモジュール （６）．熱電冷却・加熱システム （７）．熱電発電システム （８）．熱電発電の発電原理
２．熱電変換材料の評価 （１）．比抵抗の測定 （２）．ゼーベック係数の測定 （３）．熱伝導率の測定 ａ．比熱の測定 ｂ．熱拡散率の測定
３．Bi2Te3系熱電発電モジュールの発電実験 （１）．Hi－Z社製熱電発電モジュールの概要 （２）．発電試験装置の設計と試作 （３）．発電特性
４．PbTe系熱電発電材料・素子・発電モジュールと発電特性 （１）．基本コンセプト （２）．素子、モジュールと発電 （３）．カスケード型熱電発電モジュールの発電特性
５．身近な排熱を利用した熱電発電システムの開発 （１）．基本コンセプト （２）．排熱回収システムの試作 （３）．発電システムの発電結果 （４）．自動車への応用例
６．熱電変換研究の最近のトピックス、今後の展望
７．熱電変換の最新技術 ～７章は講師が替わります～ （１）．室温付近の熱エネルギーの利用 （２）．温度差ではなく温度変化の電気エネルギーへの変換 （３）．低コストな熱電変換技術 ・二次電池技術の転用 （４）．実施例の紹介 （５）．熱機電力係数がデバイスの性能を決める （６）．大きな熱機電力係数を実現するために （７）．今後の展開 |
| キーワード | 熱電現象 ゼーベック効果 ペルチェ効果 比抵抗 熱拡散率 カスケード型熱電発電モジュール 排熱回収システム 熱機電力係数 |
| タグ | 電子部品、電池、熱交機器・熱電変換 |
| 受講料 |
一般 (1名)：49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名)：44,000円(税込) |
| 会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿２－７－１ 新宿第一生命ビルディング（２２階）- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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