錆・腐食の発生メカニズム・事例と防食設計のポイント ~個別相談付~

~ 錆・腐食の発生事例とその形態・分類と各種腐食の発生メカニズムおよび防食設計への活かし方とそのポイント ~

・長年に亘り腐食調査・対策に携わる講師が、自身の経験を交えて防食設計のポイントを解説する講座
・設計段階で防食対策を施すことにより、機器や構造物の信頼性向上、長寿命化を実現しよう!

講師の言葉

講師が経験したボイラプラントや産業廃棄物焼却プラントは、大型化学プラントなどと同様で、客先と契約後実設計に入り、機器や装置の手配・製作組立の後、現地工事が完了して試運転引き渡しとなる。プラント初期トラブルは避けられないものがあるが、その後は順調に稼働してほしいものである。
しかしながら数年で腐食損傷事故が発生することがある。このような腐食損傷事例では、得てして運転の問題や材料の問題にしがちであるが、設計段階での検討不足(腐食に対する知識不足)という例も少なくない。
 本講演では腐食の種類とその原因を整理しつつ、腐食損傷事例に対応する図表を選び出し考察の過程を述べる。材料は軟鋼・ステンレス鋼を中心とし、事例では常温での水溶液腐食や高温でのガス腐食溶融塩腐食などを取り上げる。
また、講師が経験した腐食事例の原因と対策を極める為に利用した基礎的な参考書や文献を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年12月05日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・各種機械・プラントの設計や運転業務に従事している方
(輸送機器、機械、構造物、プラントの設計開発、強度研究、信頼性保証、保守保全に関わる方や鉄鋼材料の研究開発に関わる方、防食・防錆担当者の方)
予備知識 ・高校の化学の知識があれば腐食は理解できると考えているが、材料や電気化学などの知識があればベターです
修得知識 ・鉄鋼材料の腐食メカニズム
・腐食事例とそれに基づいた設計による対応策
プログラム

1.錆・腐食の発生事例とその形態・分類
  (1). 事例と設計の責任
  (2). 腐食の形態
  (3). 腐食形態の分類
  (4). 腐食損傷事例に対面したときは

2.各種腐食の発生メカニズムと防食設計のポイント

  (1). 炭素鋼の水溶液腐食と防食設計のポイント
       ・炭素鋼の腐食:全面腐食、錆び層の付着と不動態皮膜の形成
  (2). 炭素鋼、合金鋼の高温腐食防食設計のポイント
      a. ガスダクト内の腐食
      b. 水管表面の溶融塩腐食
      c. 高温空気酸化
  (3). 異種金属接触腐食と防食設計のポイント
  (4). 熱流束差による腐食と防食設計のポイント
  (5). ジンクリッチ塗膜、亜鉛メッキ鋼材の腐食と防食設計
  (6). 微生物腐食と防食設計のポイント
  (7). 溶接部の腐食と防食設計のポイント
      a. 溶接部の組織 
      b. SCC(応力腐食割れ)と防食設計のポイント
  (8). 設計不備と防止策

キーワード 錆 腐食 腐食形態 腐食損傷 水溶液腐食 防食 全面腐食 不動態皮膜 異種金属接触腐食 ガルバニック腐食 微生物腐食 SCC 応力腐食割れ
タグ 金属プラント機械機械要素構造物電子機器配管
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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