複合材料(FRP)の材料特性と 成形法および異種材接合技術への応用

~ 複合材料・強化材の特性と各成形法およびアルミニウム・マグネシウム合金との異種材料接合技術 ~

・炭素繊維、ガラス繊維を適材適所に使用し、複合材料を製品へ効果的に活用するための講座
・初学者の方にでも理解できるよう、具体的な事例・写真を用いて分かりやすく解説!
・マルチマテリアルに向けた異種材接合技術についても紹介します!

講師の言葉

 FRPは優れた機械的特性を有しているため、自動車産業を中心に用途の拡大が検討されています。FRPに使用される繊維、樹脂には様々なものがあり、その成形方法も多岐にわたります。
 本セミナーでは、FRPの基礎的な成形方法や評価方法を、初学者の方にでも理解できるように具体的な事例、写真などを用いて解説します。また、代表的な繊維である炭素繊維は比強度、比剛性に優れた材料ですが、生産量と価格面に課題があります。一方、ガラス繊維は安価で破断ひずみが大きい材料ですが、炭素繊維と比較すると比強度と比剛性は劣ります。
このように炭素繊維とガラス繊維の特徴には一長一短ありますが、適用する部品の応力分布を考慮し、両繊維を適材適所に使用すれば価格の上昇を抑えながら、優れた特性を有する構造部材が設計可能となります。
 本セミナーでは、両繊維を効率良く利用したハイブリッドFRPの特徴についても紹介します。そして、最後に材料のマルチマテリアル化に向け、現在取り組んでいる軽金属と連続繊維CFRTPの接合方法について紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年11月15日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・複合材料(FRP)に興味のある方、FRPの製品開発を検討されている方、FRP事業に関わる方、どなたでも受講可能です。自動車向け製品(圧力容器、衝撃吸収部材、繊維強化熱可塑性プラスチックなど)に興味がある方にお勧めします
予備知識 ・複合材料に関心があると理解が深まります
修得知識 ・複合材料(FRP)の基礎的な知識、成形方法や力学特性の特徴、異種材接合などについて修得できます
プログラム

1.複合材料(FRP)とは
(1). 強化材(繊維)について
(2). マトリックス樹脂について
(3). 成形方法について

2.ハンドレイアップ成形法

3.フィラメントワインディング成形法
(1). 軽量で高強度なグリッド構造体の一体成形方法と力学特性
(2). 燃料電池自動車用CFRP圧力容器の補強方法とその効果
(3). クラッシュボックス用衝撃吸収部材の成形と評価

4.現場重合型PA6をマトリックスとする繊維強化熱可塑性プラスチック(FRTP)の高速成形
(1). CFRPシートとGFRTPシートの成形方法と機械的特性
(2). サンドイッチ構造材の一体成形法と力学特性

5.炭素繊維とガラス繊維のハイブリッドFRP
(1). フィラメントワインディング成形法を用いたハイブリッドFRPシャフト
(2). 現場重合型PA6をマトリックスとするハイブリッドFRTPシート

6.マルチマテリアルに向けた軽金属と連続繊維CFRTPの摩擦シーム異種材接合の紹介
(1). アルミニウム合金とCFRTPの接合
(2). マグネシウム合金とCFRTPの接合

キーワード FRP FRTP ハイブリッドFRP ハンドレイアップ成形 フィラメントワインディング成形 FRTPの高速成形 マルチマテリアル 
タグ プラスチック化学成形加工接着・溶着
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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