ウェブハンドリング技術の基礎とスリップ抑止技術および巻取り張力最適化技術への応用

~ ウェブの力学的性質、ウェブハンドリングのトライボロジーおよび巻取り張力の最適化技術 ~

・搬送・巻取り時に発生する「予期せぬ不具合」の原因を的確に把握し、未然防止を図るための講座
・折れ、しわ、スリップ、巻き締り、ゲージバンドなどを防止するウェブハンドリング技術を学び、製品の高品質化、歩留まりの向上を実現しよう!

講師の言葉

 フィルム、紙、不織布などのウェブを製造する過程において、搬送時には折れしわやスリップ、巻取り時には巻き締り、スリップ、ゲージバンドなどの予期せぬ不具合が生じることが多々あると思います。
 これを防止する手法としては、経験と勘を基に製造条件を試行錯誤的に検討していると耳にすることが多くあります。これらの不具合は製品の品質と直結することであり、不具合防止は極めて重要な課題です。
 本セミナーでは、上記不具合の原因・対策案について学問的な立場からアプローチして、不具合の未然の防止を図る知識を養うことを目的としています。また、近年脚光を浴びているプリンティッドエレクトロニクスとの融合についても紹介します。
 

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年11月22日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・フィルム、紙、不織布等のウェブハンドリングに関する業務に携わっている若手~中堅の技術者の方
・ウェブハンドリング技術に関心のある方
予備知識 ・業務でウェブハンドリングに携わっていると理解が深まります
修得知識 ・ウェブハンドリング技術のポイント
・ウェブハンドリングのトライボロジーとスリップの抑止方法
・ウェブの巻取り問題とその最適化
・プリンティッドエレクトロニクスとの融合など最新の研究動向
プログラム

1.はじめに ~ ウェブハンドリング技術のポイント ~
  (1). ウェブとウェブハンドリング
  (2). ウェブハンドリング技術のポイント
  (3). ウェブハンドリングの研究の流れ
  (4). まとめ

2.ウェブの力学的性質
  (1). ウェブに作用する力とその変形
  (2). フックの法則
  (3). ウェブ素材の構造と弾性の関係
  (4). 液体の構造と粘性
  (5). 粘弾性体とその力学的モデル
  (6). ウェブの曲げ
  (7). ウェブの座屈
  (8). ウェブの折れしわ

3.ウェブハンドリングのトライボロジーとスリップの抑止方法
  (1). ウェブ搬送とトライボロジー
  (2). 摩擦力と摩擦係数
  (3). 摩擦係数の測定
  (4). オイラーのベルト公式
  (5). 固体の接触と摩擦
  (6). 摩擦のメカニズム
  (7). 摩擦係数のコントロール
  (8). マクロスリップの発生条件と抑止方法

4.ウェブの巻取り問題とその最適化
  (1). ウェブの巻取り方式
  (2). ロール内部の応力状態
  (3). 巻取りに関するアルトマンモデル
  (4). 巻取りロール内部のヤング率の異方性
  (5). Hakielの巻取り理論
  (6). 巻取り張力の最適化

5.最新研究動向
  (1). プリンティッドエレクトロニクスとの融合
  (2). 最新研究事例紹介(ナノシート、薄膜の巻取りなど)

キーワード ウェブハンドリング トライボロジー マクロスリップ ウェブ巻取り ゲージバンド プリンティッドエレクトロニクス ナノシート
タグ 精密機器・情報機器トライボロジー
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日