流体力学の基礎と流体損失低減策および流れのデザインへの応用技術

~ 流体の支配方程式の理解、流体損失低減のための要素技術、数値計算による流れのデザインへの応用技術 ~

・流れのイメージを視覚的に明確に捉え、流れを形成する重要な要素を学ぶ講座
・流れをいかにデザインするかの勘所が修得できる講座 ! 

講師の言葉

 流体力学は、ほとんどの人は大学において学びますが、なかなかに難解な学問の一つであると言えます.
 流れのほとんどは目に見えず実感しにくいものですが、それ以上にその実態は非線形方程式に支配されるためです.
 流れは常識的に予測したものとはとても異なる現実を見せつけたりすることがあります。粘性、圧縮性など流れに影響を及ぼす要因は多々ありますが、実はそれ以上に不可思議な流れを形成する重要な要素があります。
 この講座では、その重要な要素について解き明かし、流れをどのようにデザインすればうまく目的を達することができるのかについて、勘所をご紹介します。
 講演では、流れのイメージを視覚的に明確に捉えることに努めています.講演を終えたとき、流れの様子が実感としてとらえられることを目指します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年09月19日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・流体関連の開発・研究に携わる技術者
・これから流体関連の業務に携わろうとする人
・もう一度流体力学を学びなおそうと考えている人
予備知識 ・基礎的な力学、物理学、出来れば流体力学に関する基礎知識(なくても大丈夫です)
修得知識 ・流体損失低減のための要素
・流体力学の基礎
・流れをいかにデザインするかの極意
プログラム

1.流体力学の基礎
  (1).理想的な流れとは
      連続体と渦なし数学=複素関数論の理解
      複素関数論で描く、流れの世界
  (2).粘性が影響するもの
      粘性って力学的には何なのか
  (3).波動が影響するもの
  (4).熱伝導と粘性
      運動量とエネルギーの伝達をひも解く

2.流体力学の基礎:支配方程式をどう理解するのか
  (1).連続の式で表せること
  (2).運動方程式でわかること
  (3).エネルギーの式の役割
  (4).流れは何によって決まるのか

3.流れの問題を正しく理解する
  (1).理想流体の流れ
      流線形・渦・特異点
  (2).乱流
      渦の発達と崩壊・渦の制御
  (3).ダランベールのパラドックス
      理想流体中の円柱が流れに及ぼすものは
  (4).翼理論
      飛行機が飛べる理由はエッジにある
  (5).コアンダ効果
      渦が作る流体力
  (6).自動車のダウンフォース
      自動車の空力

4.流体損失低減のための要素:抗力
  (1).抗力の種類
  (2).形状抗力低減のための方策
      いかにして抵抗を減らすのか…..その手順は?

5.流体損失低減のための要素:摩擦
  (1).摩擦低減のための方策
  (2).乱流の摩擦

6.数値計算による流れのデザイン

  (1).数値計算の勘所
      圧力と速度の変動はどんな関係にあるのか?
  (2).数値解析の失敗例と成功例
      やってはいけない計算例を中心に

7.まとめと質疑応答

キーワード  流体力学 熱伝導と粘性 支配方程式 流体損失低減 乱流の摩擦 数値計算 流れのデザイン
タグ 化学工学洗浄バルプ・ポンプ水処理機械流体解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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