粉末冶金・MIMの基礎と高機能・高強度化技術のポイント

~ 金属粉の製造方法、粉末冶金・MIMにおける工程と高機能・高強度化技術のポイント ~

・コストが安く、安定した品質が得られ、ニアネットシェイプ工法が可能な粉末冶金技術をマスターする講座
・粉末冶金製品の高機能・高強度技術を実現し、自社の製品品質を向上させよう!
・切削、プレス加工、鋳造など他の競合製造方法との比較についても解説します!

講師の言葉

 ものづくりの一つに粉末冶金がある。粉をプレスして焼結炉で焼き固めるわけだが、日本では戦後にスタートした比較的新しい技術であるが、自動車部品業界において大量に利用されている。この理由は、コストが安くて安定した品質の製品が得られるのと、ニアネットシェイプ工法になり材料ロスがほとんど無いためである。
 本講座では、原料粉混合→プレス成形→焼結→後工程を分かりやすく説明すると共に、高機能化・高強度化のために、どのような取組がなされているかを説明する。併せて、時計部品から始まったMIM(金属射出成形)についても説明する。最後に競合する他の製法について解説し、双方のメリット・デメリットを説明する。

本セミナーは会場が変更になりました(東京・西新宿 → 市ヶ谷)

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年09月26日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 宮崎県東京ビル
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・自動車および自動車部品業界の技術者・資材担当者
・機械(部品)業界の技術者・資材担当者
・他の工法から粉末冶金・MIMへの工法転換を検討されている方
予備知識 ・粉末冶金に関心があれば理解が深まります
修得知識 ・粉末冶金・MIMの製法・メリットおよび利用分野
プログラム

1.金属粉の製造方法
  (1). アトマイズ法
  (2).その他各種製法
      a.粉砕法
      b.電解法
      c.還元法(気相及び液相)
  (3).分級方法
  (4).検査方法

2.粉末冶金の工程と高機能・高強度化技術のポイント
  (1).混合
  (2).成形(プレス)
      a.粉の供給方法
      b.成形品の取り出し方法
      c.シングル段取り替えとは?
  (3).焼結
      a.焼結過程と銅粉の役割
      b.焼結密度を上げるには?
      c.組み合わせ焼結による設計の多様化
  (4).後工程(サイジング、熱処理他)

3.粉末冶金製品の用途
  (1).自動車部品
  (2).OA機器部品
  (3).EVにも使われる新用途
      a.ネオジム磁石(Nd-Fe-B)
      b.圧粉鉄心

4.MIM(金属射出成形)の工程と高機能・高強度化技術のポイント
  (1).混合
  (2).ペレット化
  (3).射出成形
  (4).脱脂及び焼結

5.MIM製品の用途
  (1).自動車部品
  (2).OA機器部品
  (3).医療関連

6.粉末冶金およびMIMとの競合製法
  (1).粉末冶金の競争相手
      a.切削加工
      b.順送りプレス加工
      c.アルミダイカスト
      d.3Dプリンター(金属積層造形)
  (2).MIMの競争相手
      a.精密鋳造(ロストワックス法)
      b.ファインブランキング法

キーワード 金属粉 粉末冶金 焼結密度 MIM 金属射出成形
タグ 金属金属加工金属材料
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
宮崎県東京ビル
東京都千代田区九段南4-8-2
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