腐食防食の問題解決と腐食モニタリング・寿命予測

〜 ガルバニック腐食、ステンレス鋼の全面腐食対策、孔食・すき間腐食、応力腐食割れ等の局部腐食対策 〜

腐食技術を効果的に活用し、実践で応用するための講座

腐食現象を正しく理解し、信頼性が高く、経済的な対策技術に活かそう! 

講師の言葉

 腐食・防食技術を勉強することは、競争力に優れる新製品の開発、機器・構造物の安全性の向上、材料製造における資源やエネルギーの節約、社会インフラストラクチャーの長寿命化などに大変役立つ。 

 腐食の理屈を理解することで初めてその対策の確立が可能になる。理屈を知ることによって、初めて、信頼性が高く、経済的な対策技術の開発が可能となる。

 単なる腐食現象や腐食試験方法の紹介ではなくて、腐食技術を身につけて、それを如何に活用するかの目的で講演致します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年05月16日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・腐食・防食の基礎を勉強して今後の仕事に役立てたい人 ・新しい材料開発や防食に興味のある方 ・製造装置のメンテテナンスや社会インフラストラクチャーの維持、管理、長寿命化に関わりのある方 ・その他、例えばシーズ発掘に興味のある方
予備知識 ・「さびの基本と仕組み」(秀和システム発行)を読んでいただいていると理解しやすいです
修得知識 ・腐食防食に関する問題解決
プログラム

1.腐食の基礎

  (1).腐食速度はどのように決められるか

    a.金属材料と環境の競合の結果である事

    b.腐食が進む局部電池について

  (2).非不動態化金属と不動体化(酸化膜形成)する金属・合金の概説

    a.非不動態化金属:鋼、銅、亜鉛など

    b.不動態化金属・合金

 

2.防食対策技術

金属・合金の腐食機構を理解した上で、防食対策を考える

  (1).全面腐食型の金属では

    a.腐食性環境因子の制御

    b.金属組織の制御

    c.電気防食

    d.腐食抑制剤の使用

  (2).不動態化する金属・合金の一例としてステンレス鋼について

    a.ステンレス鋼の全面腐食対策

    b.孔食・すき間腐食、応力腐食割れ等の局部腐食対策

 

3.さび

  (1).鋼を覆う水膜厚さと腐食との関係

    a.薄膜水下の腐食と生成するさび

    b.バルク水下の腐食と生成するさび

  (2).防食性さびの生成

    a.合金元素を含有する耐候性鋼のさび

    b.合成さび、例えば、マグネタイトの防食性

 

4.ガルバニック腐食

  (1).電位差腐食の理屈

  (2).電位差腐食の活用による防食技術

  (3).電位差腐食の防止

 

5.信頼性の高い耐食材料開発の実例

  (1).耐硫酸露点腐食鋼

    a.腐食機構の解明

    b.耐硫酸露点腐食鋼の開発

  (2).耐海水性二相ステンレス鋼

    a.ステンレス鋼のすき間腐食試験法 

    b.耐海水ステンレス鋼の開発

 

6.腐食モニタリング技術と寿命予測

  (1).腐食モニタリング技術

    a.腐食状況の観察

    b.腐食生成物の分析

    c.バルク水下の腐食電位

    d.薄膜水下の腐食電位

  (2).寿命予測

    a.腐食データの統計処理

    b.極値統計による鋼の寿命推定

 

7.出席者からの問題提起による質疑応答

キーワード 腐食 防食 ガルバニック腐食 電気防食 孔食 すき間腐食 応力腐食割れ さび 腐食モニタリング
タグ 金属材料材料腐食・防食
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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