研削加工の基礎と最適な加工法およびトラブル対策 〜個別相談付〜 

〜 研削加工・研削盤の基礎と研削液の効用およびトラブル対策とそのポイント 〜

・研削加工に長年携わってきた講師が、理論と経験を交えて研削加工のポイントを解説する講座

・研削加工技術を向上させ、製品の高精度化、工数の短縮、トラブル対応手法の向上を実現しよう!

・砥石をお持ちいただけましたら、砥石選択の良否を判断致します

講師の言葉

 現在の研削加工に携わっている技術者・生産技術者・技能者達の教育はOJTがほとんどで全く不十分である。例えば技術者や生産技術者は理論・理屈は理解しているが実際の加工経験は殆ど無く、現場の技能者は逆に実加工にのみ専念し、理論・理屈が欠落している。
 もし双方が欠落している部分を補完していけば研削加工技術は格段に向上すると思われる。それにより精度の向上、工数の短縮、トラブルの対応力向上を達成し、より生産性の向上が将来の企業利益に結び付くことを願っている。

本セミナーは会場が変更になりました(東京・西新宿 → 竹橋)

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年06月13日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 ちよだプラットフォームスクウェア 地下1階 ミーティングR002
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・研削加工に携わって間もない技術者、技能者、生産技術者や研削加工に関心のある技術者の方(実際に研削作業に携わっている現場の担当者、研削加工職場の生産技術を担当している方、機械や装置の設計担当者(技術者)、研削関連業務を5年程度担当している比較的若い実務担当者、これから研削業務に携わる予定の新人担当者の方には特にご受講頂きたい内容です)
予備知識 ・研削加工に携わっていますと理解が深まります
修得知識 ・研削加工の基礎 ・研削砥石の選択方法と研削加工トラブルの解決方法 【持参品】 ・砥石選択の良否判断を行うため、現在使用している砥石のラベル
プログラム

 

1. 研削加工の原理と研削盤の基礎
  (1). 研削加工とは・・・研削加工と切削加工の差異
  (2). 研削盤の使命・・・なぜ研削盤は生き残っているのか
  (3). 加工方法から起きる砥石の接触弧長さ

 

2. 研削盤(研削加工機)の入門・基礎
  (1). 研削盤に要求される機能と性能
      a.加工精度
      b. 仕上面性状
      c. 機械剛性
  (2). 主要研削盤の特徴
      a. 平面研削盤
      b. 円筒研削盤
      c. 内面研削盤

 

3. 砥石の基礎と選択法
  (1). 通常砥粒と超砥粒・・・A、AW、C、GC、ダイヤモンド砥粒、CBN(ボラゾン)
  (2). 砥石の主要な要素・・・砥粒、粒度、結合度、組織(集中度)、結合剤
  (3). 加工方法における砥石の選択ポイント
      a. 平面研削
      b. 円筒研削
      c. 内面研削
      d. 難削材研削

 

4. 砥石の修正とその効用
  (1). 砥石のバランス取り・・・静バランスと動バランス
  (2). ドレッシング方法・・・最適ドレス速度の決め方
  (3). 超砥粒ホイールのドレス方法・・・ロータリードレッサー

 

5. 各種研削加工法
  (1). 特殊研削加工法
      a. クリープ
      b. ELID
      c. 冷風
      d. ハイレシプロ
      e.超音波振動
  (2). 各種研削加工事例とその技術
      a. 寸法の出し方
      b. 直角の出し方、曲がり・そりの取り方
  (3). 特殊材料の加工法
      a. セラミックス
      b. 超硬
      c. 石
      d. 非鉄金属

 

6. 研削液とその効用
  (1). 研削液に要求される機能
  (2). 研削液の種類

 

7. 研削加工にかかわるトラブルと対策
  (1). 加工不具合発生時加工条件の変更法
  (2). ビビリ・ウネリとチャタ―マークの原因と対策
      a. 工作物形状・材料
      b. 砥石選定と保管
  (3). 研削焼け・割れの原因と対策
  (4). マグネットチャックに関するトラブル・・・チャックの種類と特徴

 

8. 研削加工における注意(禁止)事項と推奨事項
  (1). 研削加工前
      a. 新砥石の対応
      b. 砥石フランジ取付けの注意
      c. 暖機運転
  (2). 研削中
      a. 再度研削
      b. ワーク形状の対応
      c. 最高使用周速度
  (3). 機械操作に関する注意事項
      a. 眼鏡・手袋
      b. 駆動中の機械操作
      c. エアーガン
      d. 空運転
  (4). 研削加工データの管理保管・・・技能技術の伝承 

 

9.職場で使用している砥石と加工方法の検証(質疑応答)

 現在、困っていること(不満やトラブル等)を質問いただければ、それにお答えします。
特に砥石の選択が良いかどうかを判断するときに砥石のラベルがあれば判断しやすくなります

ので、判定を希望される方はラベルをお持ちくださいませ

・現在加工している加工条件の適正度の判断及び使用砥石の選択の良否を判定します
・持参していただいた砥石のラベルから、現在加工している加工が適正であるかを判定します
・加工方法の適正を判定します

キーワード 研削 砥石 研削盤 難削材 ドレッシング法 研削液 ビビり ウネリ 
タグ 金属金属加工金属材料
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
ちよだプラットフォームスクウェア 地下1階 ミーティングR002
東京都千代田区神田錦町3‐21
電話番号 : 03-3233-1511
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