金属材料の疲労と強度設計・疲労破壊対策への応用 〜演習付〜

〜 機械設備の故障分析、疲労強度と疲労寿命の算定および破断面の見方 〜

・機械・構造物の健全性・長寿命化に不可欠な疲労強度設計について演習を交えて修得する講座

・機器の疲労強度を的確に評価し、設計に反映するための技術がマスターできる特別講座!
※当日は講師の著書をお配り致します

 

講師の言葉

 機械故障の現象の多くは、疲労破壊によるものです。原因は疲労強度が正しく評価されておらず、設計ミスと言っても過言ではありません。疲労破壊の再発防止のために、正しく実体の疲労強度を評価して設計に反映することと、設備管理の場では疲労強度を評価して対策処理の技術習得が求められます。
 本講座では、疲労強度評価方法において、よく間違いをする点に関して事例を示して解説もいたします。また、修正マイナー則による疲労寿命算定方法も説明し、演習課題を通して修得していただきます。さらに、破断面の見方に関しても説明し、実務的に役立つ内容といたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年05月30日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・製造業および設備メーカにおける設備管理あるいは設計技術担当者で、若手から今後指導者として中核的な役割を担う方(機械、自動車、製鉄、セメント、重工業、建設機械、金属などの業界の方)
予備知識 ・材料力学に関する基礎知識があれば理解が深まります
修得知識 ・疲労破壊防止のための実体の疲労強度、疲労寿命算定の実際、部材の疲労強度向上策 【持参品】 ・実習にて使用しますので、関数電卓と定規(20cm程度)をお持ちください
プログラム

1.機械設備の故障分析
  (1). 発生箇所分析(故障発生の多い機械要素を明らかにする)
  (2). 故障の原因分析(原因を明らかにして、対処方法を知る)

2.応力集中とその軽減方法
  (1). 応力集中の発生原因
  (2). 応力集中率の求め方と軽減方法
  (3). 応力集中率の解析例
      a. キー溝と段付き部が近接した場合
      b. シャーピン
      c. 両側に局部平面を持つ丸軸

3.疲労強度と強度設計への応用
  (1). S-N曲線と疲労限度線図
  (2). 各種鋼材のS-N曲線と疲労限度
  (3). 疲労限度線図による健全性の評価方法
  (4). 疲労限度に影響する因子と定量的な評価方法
      a. 切欠効果
      b. 寸法効果
       c. 表面係数
       d. 溶接部の疲労強度の低下率
  (5). 実体の疲労強度と健全性の評価方法・疲労強度設計
      a. 疲労を考慮した許容応力の求め方の実施(演習問題)
       b. 安全率による許容応力
       c. 許容応力との比較による疲労強度設計への応用
       d. 実体の疲労限度線図による健全性の評価
       e. 健全性の評価事例

4.疲労寿命算定(有限寿命設計)
  (1). 修正マイナー則による寿命算定方法
  (2). 寿命算定の実施(演習問題を通して、理解を深める)

5.破断面の見方と破損トラブル例および対策
  (1). 疲労の特徴的破面
  (2). 機械要素における破損トラブル例と対策

キーワード 応力集中 疲労強度 疲労寿命 有限寿命設計 破断面 フラクトグラフィー
タグ 金属プラント機械機械要素強度設計自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):52,800円(税込)
同時複数申込の場合(1名):47,300円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日