溶射技術の基礎と耐熱性・耐摩耗性・耐食性実現への適用技術・例

〜 前処理・後処理工程の重要ポイント、溶射皮膜の特性と評価方法、溶射技術の応用事例 〜

・「実務者に必要な」溶射の基礎から優れた皮膜と機能の発現技術まで分かりやすく解説する講座

・非常に苛酷な使用環境になっている機械、装置へ応用が進んでいる溶射技術の実務上のポイントが理解できる特別セミナー! 

講師の言葉

 近年、機械、装置類の使用環境は高温、摩耗、腐食など非常に苛酷な状況になっている。溶射法は、そのような厳しい環境下にも耐えうる表面技術として注目を浴びるようになった。そして、溶射技術は、火力発電、航空機、船舶、鉄鋼構造物など色々な産業分野で、耐熱性、遮熱性、耐摩耗性、耐食性を付与する手段として製品に適用されるようになった。
 本講義では、各種製品の設計、製造に携わっている技術者、表面技術関係の仕事をされている技術者、また将来これらの分野に進まれる予定の学生を対象にして、耐熱性、耐摩耗性、耐食性を実現する溶射技術の基礎知識、溶射皮膜の特性と評価方法、およびその応用事例について説明する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年04月04日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・航空機、船舶、自動車、火力発電ボイラ、鋼構造物、圧縮機、車両、家電などの設計者および製作技術者の方
予備知識 ・特に必要ありません。 「溶射技術とその応用」(コロナ社)をご参考にしてください。
修得知識 ・実務者に必要な溶射の基礎から評価法・試験法の知識を習得できる。 ・また溶射を実際に製品に適用する方法を習得できる
プログラム

1.溶射の基礎知識
 (1).溶射法の種類
    a.ガス溶射(フレーム溶射、高速フレーム溶射、爆発溶射)
    b.電気式溶射(アーク溶射、プラズマ溶射)
    c.レーザ溶射
    d.コールドスプレー
 (2).溶射に使用される材料(粉末、線材、棒材)

 

2.前処理・後処理工程の重要ポイント
 (1).前処理
    a.機材の清浄
    b.基材の粗面化
 (2).後処理
    a.封孔処理
    b.熱処理
    c.レーザ処理による皮膜表面の緻密化
    d.仕上げ加工
 (3).自溶合金溶射皮膜のフュージング処理
 (4).溶射皮膜の除去
 (5).溶射皮膜の形成
 (6).溶射粒子の飛行速度
 (7).溶射粒子の温度

 

3.溶射皮膜の特性と評価方法(優れた皮膜と機能を発現させる技術)
 (1).密着性
 (2).硬さ
 (3).気孔率
 (4).耐熱性
 (5).被切削性
 (6).耐食性
 (7).耐摩耗性
 (8).破壊靭性
 (9).残留応力

 

4.溶射技術の応用事例(色々な分野で欠かせない技術)
 (1).航空機のジェットエンジン
 (2).内燃機関のピストン
 (3).火力発電ボイラ
 (4).プラスチックシート製造用ロール
 (5).舶用デイーゼルエンジン
 (6).圧縮機(大気、酸素)
 (7).鋼構造物
 (8).自動車摺動部品
 (9).摩擦材(クラッチ、ブレーキ)
(10).環境を考慮した溶射法
(11).スプレーフォーミング
(12).コールドスプレー

 

5.まとめ

キーワード 溶射 フレーム溶射 レーザ溶射 コールドスプレー フュージング処理 溶射粒子 スプレーフォーミング
タグ 溶射
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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