プラスチックトライボロジーの基礎と鳴音摩耗・騒音制御および製品開発への応用

〜 プラスチックの摩耗機構とその応用、プラスチック歯車の静音化手法のコツ 〜

・軽量化や成形性の観点から、採用が進むプラスチックトライボ部品について基礎から学べる講座

・プラスチックトライボ部品を効果的に活用し、摺動性の高い製品開発を実現しよう!

講師の言葉

トライボロジー理論には各種ありますが、設計に生かすことは現実的には難しいケースの方が多いです。このため経験の蓄積が重要です。この点、トライボマテリアルメーカーには市場の情報が集約され豊富な経験が蓄積されるため、多くのトライボ現象を矛盾なく説明できる、実用性の高い考え方の提供が可能です。

本セミナーでは、トライボマテリアルメーカーの独自の視点から実用的な摩耗理論とその活用法について解説します。また、プラスチックトライボ部品が成立するためには、摺動性以外に満たさなければいけない条件があります。プラスチックトライボ部品の市場シェアとその樹脂特性から見た考察を紹介し、材料選定のポイントを解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年02月28日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・プラスチックトライボ部品を取り扱う技術者、研究者の方 (機械、輸送機器、電子機器、OA機器および部品の研究開発、設計、技術、信頼性保証、強度研究などに関わる技術者、研究者の方)
予備知識 ・難解な数式などは用いませんので、特別な予備知識は必要ありません
修得知識 ・高品質なトライボ部品の作成を理論面から製作できる知識が習得できます
プログラム

1.プラスチック材料における摩擦摩耗(トライボロジー)の基礎

  (1). プラスチック市場で起きる代表的な摩耗機構(凝着摩耗、アブレッシブ摩耗)

  (2). プラスチックトライボロジーを考慮した時に理解すべき基礎特性

      a. プラスチックの分類

      b. プラスチックトライボロジーと関連が深い基礎特性

2.市場の樹脂別シェアとその樹脂特性から見た考察

3.プラスチックの摩耗機構とその応用

  (1). 基本的な摺動性データの見方

  (2). プラスチック摩耗における摺動面温度の重要性

      a. プラスチック摩耗の各種運転条件におけるデータ

      b. 各種運転条件因子の摺動面温度への一本化

  (3). プラスチック摩耗との摺動形態の影響

      a. 摺動形態とは

      b. 摺動形態の影響が非常に大きいプラスチック

      c. 摺動形態影響を支配する「選択的移着効果」

      d. 「選択的移着効果」の低摩耗化への積極的応用

  (4). 摺動面温度の簡易的見積もり

4.市場にて活用したプラスチック鳴音摩耗・騒音制御に関する各種実用データの紹介

  (1).鳴音発生のメカニズム

  (2).鳴音抑制の実用データ紹介

5.プラスチック歯車の特性踏まえた静音化手法のコツ

  (1) 歯車騒音の発生メカニズム

  (2).プラスチックの特徴を踏まえた歯車騒音対策手法の紹介

6.低摩耗化特殊材料の紹介

  (1).POMの特殊材料の紹介

  (2).PBTの特殊材料の紹介

  (3).PPSの特殊材料の紹介

キーワード プラスチックトライボロジー 摩耗機構 摺動形態 プラスチック歯車
タグ トライボロジー機械機械要素自動車・輸送機歯車
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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