〜 構造用接着材の自動車、鉄道車両への応用、アルミニウムと熱可塑性CFRP積層板の異種材接着技術 〜
・CFRPの採用で必要性が増している異種材接合技術を学び応用するための講座
・溶接が適用できない材料における構造接着の最新技術を修得し、製品開発に活かそう!
〜 構造用接着材の自動車、鉄道車両への応用、アルミニウムと熱可塑性CFRP積層板の異種材接着技術 〜
・CFRPの採用で必要性が増している異種材接合技術を学び応用するための講座
・溶接が適用できない材料における構造接着の最新技術を修得し、製品開発に活かそう!
(第1部)
接着における近年のキーワードは「異種材料の接着」及び「構造接着」である。この背景は自動車や鉄道車両の軽量化を目的に、鋼材の代替として CFRPやCFRTPの使用が増えていることにある。
当然のことながら、「 金属とプラスチックの接着」のような異種材料の接合においては、溶接という最も一般的な接合技術が適用できない。ここに接着(接着接合)の出番がある。
この講座では第1部(1〜4)に於いて、「構造用接着剤の自動車、鉄道車両への応用」と題して、現状と進捗状況について情報提供する。
そして第2部(5・6)では「異種材料の接着と接着接合部の設計&接着の評価」と題して、高分子材料として各種プラスチックおよびゴム / 金属を被着材にした最新接着技術および接着接合部の設計と接着評価について基盤情報を提供する。
(第2部)
近年、航空機や自動車等の輸送機器の軽量化による省燃費化を図り、CO2排出を削減する環境保全対策が進められています。
これを受けて、量産自動車の一次構造部材に熱可塑性CFRPを採用すべくマルチマテリアル化が検討されています。
しかし、金属材料と熱可塑性CFRPとの接着性が悪いことが課題となっています。
そこで、本講座では、新しい技術としてナノ構造を有するアルミニウムと熱可塑性CFRP積層板の異種材接着技術について紹介します。
開催日時 |
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開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー | 加工・接着接合・材料 |
受講対象者 | ・自動車、飛行機などの輸送機器、機械、電子部品などの設計開発、品質管理、生産技術、製造技術等に関わる方 ・ 接着剤ユーザーの設計者、技術者及び接着剤メーカーで構造接着(強靭な接着)に携わっている方、技術サービス、開発・営業の担当 ・複合材料を用いた製品の研究開発、材料設計に関わる方 ・異種材料の接着や構造接着に関する問題を抱えている方 |
予備知識 | ・特に必要としません、基礎からわかりやすく解説します ・基礎レベルの内容(応力やひずみ、弾性率等の概念)があればより理解が進みます |
修得知識 | ・異種材料の接着、構造接着に関する基礎知識と近年の最先端技術について習得できる ・接着のメカニズム ・接着剤の選び方&使い方 ・接着材の表面処理 ・接着接合部の設計 ・現場で役立つ接着技術 ・異種材料の接着例 ・アルミニウム表面の微細構造作製技術 ・アルミニウムと熱可塑性CFRPの直接接着技術 ・強度評価及び破面観察方法 |
プログラム |
1.構造用接着剤の自動車、鉄道車両への応用
・構造用接着剤の技術動向
(1).一般的な自動車製造工程
(2).代表的な接着関連材料
(3).自動車における粘着、接着材料の接着部位
(4).構造用接着剤の適用部位
(5).スポットウェルドボンディング
(6).ヘミング用接着剤
(7).ダイレクトグレージング工法
(8).ブレーキ部品の接着
(9).軽量化に向けての指針
(10).車両用パネルの接着
(11).フィレットの効用
(12).構造接着と構造用接着剤
(13). エポキシ樹脂系構造用接着剤
(14). 第二世代のアクリル系構造用接着剤
(15). ポリウレタン系構造用接着剤
(16).PP用変成シリコーン系接着剤
(17).PP用反応形アクリル系構造用接着剤
(18).エポキシーシアノアクリレートハイブリッド形構造用接着剤
2.材料(プラスチック・ゴム) / 金属の接着技術
・金属とプラスチックの接着
(1).接合手法の長所・短所
(2).何故、異種材料の接着(接合)なの?
(3).異種材料の接着における問題点
(4).接着の阻害因子
(5).金属表面の模式図
金属材料の特性
(6).表面処理の必要性
(7).表面処理の工法
a.金属表面の脱脂・研磨
b.金属の表面処理
(8).プラスチックの表面処理
a.プラスチックの表面処理手法(より詳細に)
b.表面処理効果の確認(ダイン液による方法)
(9).軟鋼板とC-FRPの接着
a.軟鋼板とPPの接着
b.PPの表面処理(イトロ処理)
c.PAの接着、 接着剤、 表面処理
3.金属とゴムの接着
(1).金属とゴムの接着(概論)
(2).被着材ゴムの組み合わせと接着方法
(3).ゴムの簡易鑑別法
(4).各種ゴムのTg(ガラス転移温度)とSP値(溶解度パラメーター)
(5).主要エラストマーの特性
(6).ゴム用配合剤について知る
(7).ゴムの加硫接着
(8).ゴムの種類と表面処理, 接着剤の関係
(9).加硫ゴムの表面処理の手法
(10).10ヨウ化メチレン処理による接着効果
(11).加硫ゴム用接着剤
(12).金属 / ゴムの接着事例
4.接着接合部の設計
(1).接着接合部の設計概論
(2).接合部にかかる応力の基本形
(3).基本応力の特性
(4).せん断試験片の応力分布
(5).せん断試験片の板厚, ラップ長さの影響
(6).接着層厚さの影響
(7).スポットウェルドボンドの効用
(8).接合係数とは
(9).9フィレットの効用
(10).接合部設計上の注意
5.ナノ構造を有するアルミニウムと熱可塑性CFRP積層板の異種材接着技術の開発
(1).アルミニウムと熱可塑性CFRPの直接接着技術と評価
(2).接着強さの試験方法
・破面観察方法
(3).標準的な接着試験法
(4).接着強さを低下させる要因
(5).接着剤の硬化物で測定される代表的特性
(5).接着・接着剤の信頼性評価について
6.まとめと質疑応答
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キーワード | 構造用接着剤 異種材接合 金属とプラスチックの接着 金属とゴムの接着 表面処 アルミニウムとCFRPの接着 |
タグ | ポリマー、プラスチック、化学、異種金属、強度設計 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込) |
会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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