摩擦・摩耗の基礎と機械要素における適切な流体潤滑の応用

〜 潤滑油の特性、レイノルズ方程式、すべり軸受における流体潤滑の性能計算および各種機械要素への応用 〜

・機械におけるしゅう動部の摩擦、摩耗特性を把握し、適切な対策を施すための知識が学べる講座

・流体潤滑の幅広い応用技術を修得し、機械の信頼性、長寿命化を実現するためのセミナー!

講師の言葉

 機械のトラブルは摩擦・摩耗に関わるものが多く発生しています。摩擦・摩耗は単に摺動部の抵抗として働くだけでなく、発熱、振動等を伴うため、機械の信頼性・寿命を高めるにはしゅう動部の摩擦・摩耗特性を把握し、適切な対策を取るのが何よりも重要です。これには使用環境や要求仕様に合致した適切な潤滑方法を選択し、その方法の特徴を把握することが必要になります。

 本講座では、まず摩擦・摩耗の基礎として、潤滑状態の分類の仕方とその考え方、摩擦の基本法則、摩擦・摩耗のメカニズムについて簡単に学びます。その後、理想的な潤滑状態である流体潤滑について、基礎式であるレイノルズ方程式とその見方・考え方、すべり軸受における流体潤滑の性能計算、流体潤滑の拡張と各種機械要素への応用を学びます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年03月29日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械システムならびに機械要素の設計・開発に携わっている方 ・生産設備等のメンテナンスに携わっている方 ・耐摩耗性材料・コーティングなどの開発に携わっている方 ・研究開発・設計部門の技術者や生産設備等のメンテナンス技術者 ・トライボロジーに係るトラブル対策に困っている方
予備知識 ・摩擦摩耗に関心があれば理解が深まります
修得知識 ・摩擦・摩耗のメカニズム ・レイノルズ方程式とその見方・考え方 ・すべり軸受における流体潤滑の性能計算 ・流体潤滑の拡張と各種機械要素への応用
プログラム

1.潤滑状態の分類

  (1). 潤滑の重要性

  (2). 潤滑状態の分類と特徴

  a. 境界潤滑状態

  b. 流体潤滑状態

  c. 混合潤滑状態

  (3). 荷重分担モデルと流体潤滑の重要性

2.潤滑油の特性

  (1). 潤滑油の役割

  (2). 潤滑油の性能の表し方

  (3). 周囲環境による潤滑油の変化

3. レイノルズ方程式とその見方・考え方

  (1). レイノルズ方程式とは?

  (2). 油膜圧力の3つの発生メカニズム

  a. くさび効果

  b. スクイーズ膜効果

  c. ストレッチ効果

4. すべり軸受における流体潤滑の性能計算

  (1). 油膜圧力の数値計算方法

  (2). 静特性諸量の計算

  (3). 静特性諸量の一般的な特性

5.流体潤滑の拡張・各種機械要素への応用

  (1). 拡張流体潤滑理論の必要性

  (2). 弾性流体潤滑理論と転がり軸受への応用

  (3). 熱流体潤滑理論と高速回転機械への応用

キーワード トライボロジー 流体潤滑 すべり軸受 レイノルズ方程式 
タグ プラント機械機械要素自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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