エンジン熱効率向上のための熱・摩擦損失 (フリクション)の基礎と計測技術およびその応用

〜 伝熱・トライボロジーの基礎と内燃機関を中心とした各計測手法、薄膜センサとその適用事例 〜

・エンジンの熱効率向上に必須となる熱・摩擦損失低減と計測技術について分かりやすく解説する講座

・熱の逃げ・摩擦の発生を捉えて計測技術の本質を理解し、損失低減による熱効率の向上を実現しよう!

講師の言葉

 熱機関は「CO2の排出の更なる削減」「熱効率の向上」が重要であり、燃焼エネルギーを有効に利用するための各種損失の低減が重要である。これらの実現を解析モデルで予測する技術が進む一方、境界条件や検証のための計測技術の重要性も益々重要となっている。

 本講座では主に内燃機関を対象とした熱損失と摩擦損失の低減に関する計測手法とその課題について解説する。熱損失低減に関しては熱流束センサの構造・実装例とその注意点や熱流束導出の課題、摩擦損失低減に関しては摩擦損失の実測手法や計測時の課題を解説する。

 また、これらの計測手法に用いる薄膜技術を応用した特殊計測技術(薄膜圧力センサ、薄膜温度センサ、薄膜ひずみゲージ、薄膜距離センサ)についてその製作法やセンサの特性についても説明し、各種エンジンに加え、様々な機械への応用例とその可能性について解説を行う。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年02月22日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・エンジン(熱機関)および部品の研究開発・設計・信頼性評価等に従事する研究者・技術者の方 ・薄膜センサ技術の機器への応用に興味のある方
予備知識 ・実務でエンジンに携わっていると理解が深まります
修得知識 ・潤滑・摩擦・摩耗(トライボロジー)の基本メカニズム ・エンジンにおけるトライボロジー ・エンジンでの実現象を計測する手法の知識
プログラム

1.CO2削減及び熱効率向上(損失低減)に関する研究動向

2.熱の流れに関する基本現象

  (1). 伝熱のメカニズム

  (2). 熱伝導・熱伝達・熱放射の基本現象

  (3). エンジンの熱損失に関する基本現象

  

3. 温度を“はかる”薄膜の応用と計測

  (1). 燃焼室壁面の瞬時温度測定の事例

  (2). 熱流束センサの種類と計測システムの留意点

  (3). センサの設置方法の事例

  (4). 熱流束評価の留意点

4.摩擦・摩耗・潤滑(トライボロジー)に関する基本現象

  (1). 摩擦の基本現象

  (2). 摩耗の基本現象

  (3). 焼付きの基本現象 

  (4). 潤滑油の種類と役割

  (5). エンジントライボロジーの基本事象

    (摩擦・摩耗・潤滑の基本内容の復習)

5.摩擦損失低減技術とその効果を検証するための“はかる” 技術

  (1). ピストン・ピストンリングーシリンダ系

  (2). クランクー軸受系

  (3). 摩耗性状・焼付き現象の計測事例

  (4). 焼付きリスクも見据えたしゅう動面の計測と課題

   (エンジンを主な対象とした具体的な摩擦試験装置の解説と計測事例及びその評価法)

6.薄膜センサのエンジン及び各種機器への応用

  (1). 計測対象(圧力/温度/ひずみ/距離)と基本構造

  (2). 薄膜センサの性能

  (3). 計測法の実例

  (4). エンジン及び各種機器への応用事例

7.熱損失及び摩擦損失低減のための計測技術の課題

キーワード 伝熱 エンジン熱損失 摩擦 摩耗 潤滑 トライボロジー 焼付き 潤滑油 エンジントライボロジー 摩擦損失 薄膜センサ 
タグ トライボロジー自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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