ハイテン材(高強度鋼)の材料特性と成形および不良対策技術

〜 自動車の軽量化と衝突安全対策を支えるハイテン材を使いこなすための成形技術 〜

・車体軽量化の観点から採用が進むハイテン材を効果的に使いこなすための知識を学ぶ講座

・ハイテン材を高精度に成形し、軽量化と高強度化技術および高品質化を実現するための特別講座!

講師の言葉

 自動車の形は大きな変革期を迎えている。地球環境対応からの駆動源の転換(エンジンからEV、燃料電池車)、自動運転の導入など、自動車のメカニズムの見直しが自動車産業の大きな課題となっている。

 従来型エンジン車におけるCO2排出ガスの低減を実現するための軽量化、衝突安全対策のための車体の高強度化・高剛性化は喫緊の課題である。これらに対応するために、ハイテン、アルミニウム合金、CFRPなどを適材適所で用いるマルチマテリアル化が進められている。

 このような状況下で、従来よりも高強度のハイテンは重要な役割を担っている。本講義では、自動車車体用に使われるハイテンの開発・使用の現状と将来動向、ハイテンの成形技術の現状と課題、成形技術開発を支える成形シミュレーションの利用動向を紹介し、ハイテンの成形に携わる部品メーカの技術向上・技術開発の指針を探る。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年01月24日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・ハイテン材を利用した部品の設計開発、製造および生産技術、強度研究、解析、信頼性保証などに関わる方 ・金型材料の研究開発や金型設計、製造に関わる方 ・ハイテン材の研究開発に関わる方
予備知識 ・ハイテン成形に関心があれば理解が深まります
修得知識 ・ハイテン材の開発・使用の現状と将来動向 ・ハイテンの成形技術と不良対策技術 ・成形技術開発を支える成形シミュレーションの利用動向
プログラム

1. 自動車車体生産技術の変遷

  (1). 自動車に課せられている社会的要請

    ・地球環境対応、衝突安全対策 ・・・ 軽量化と車体の高強度化

  (2). マルチマテリアル化車体とハイテン

      a. ハイテン

      b. アルミニウム合金

      c. CFRP

2.自動車車体用ハイテン

  (1). 鉄鋼高強度化の機構

  (2). 実用化されているハイテン

    ・ハイテンの開発動向と規格

  (3). ハイテンの使用状況と今後の動向

3.ハイテンの成形性

  (1). 基本的な成形性と評価試験法

  (2). ハイテンの成形不良現象

      a. 割れ

      b. 形状不良(しわ、面ひずみ)

      c. 寸法精度不良(スプリングバック)

      d. 型かじり

  (3). 成形不良対策技術

4. ハイテンを使いこなすための成形技術

  (1). 金型技術

  (2). プレス機械 ・・・ サーボプレス

  (3). 成形技術

      a. テーラードブランク

      b. ハイドロフォーミング

      c. ホットスタンプ

5. 成形シミュレーション

  (1). 利用されている成形シミュレーション手法

  (2). シミュレーションによる成形不良予測 ・・・ 解析事例

  (3). シミュレーションによる解析の高精度化の課題

キーワード マルチマテリアル ハイテン アルミニウム合金 CFRP 成形不良 面ひずみ 寸法精度  スプリングバック 型かじり サーボプレス テーラードブランク ハイドロフォーミング ホットスタンプ 成形不良予測
タグ 金属加工金属材料機械自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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