リチウムイオン電池とEV用電池の安全性規格の制定動向と今後の展開

〜 リチウムイオン電池事故の事故概要と安全性規格、EV、HV、PHV電池に関する諸規格と安全性試験、輸送時の安全基準、ZEVの安全性 〜

・必要不可欠な多くの規格や試験方法を学び、実務に役立つ指針が得られる講座

・リチウムイオン電池の関係者に必須の国内外の安全規格や規定を学び、製品の安全性を確保しよう !

講師の言葉

 2017年後半は、EVに関しては激動の時間であった。中国、欧州の各国が数年先に、ガソリン乗用車を禁止し、前面的にEVないしZEV(PHVとFC燃料電池車を含む)に転換するとの内容を打ち出したことである。

 果たしてそれが可能であるか、地球環境の維持から見て必須であるのか、はたまた経済活性化を狙った荒療治なのか。誰にもその行方は明言出来ないであろう。

 その中で、重要な技術要素はリチウムイオン電池を含むEVの、安全性とコスト問題である。後者は今回の講演テーマからは外れるが、安全性は自動車と言うヒトの関わる社会環境での必須事項である。

 今回のセミナーのポイントでもあるが、安全性規格を定め、安全性試験をクリアすれば、EVは無事故(発火、破裂と漏液)がホントに担保出来るのか。UL、UN、ISO等々多くの規格や試験方法の中で、リチウムイオン電池やEVの実務はどの様に進めたら良いのか...、この関係の業界はかなり五里霧中の中にあろう。 

 更には国際的には、EVやPHV技術で先行した日本が、欧米とのグローバルスタンダードの攻防で微妙な立場にある。先行するUNECE(国連欧州経済委員会)のEV規格(R100)を例に、ULやISOの規格を解説する。

 本セミナーでは、実務担当者の業務に役立つ指針として、多くの規格や試験方法を解説し、その適応範囲や試験計画の立案に役に立つ講演としたい。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年02月28日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・電池ユーザー、電池研究開発初心者、事業企画担当者 ・リチウムイオン電池の原材料・部材開発の企画担当者 ・リチウムイオン電池と応用 製品の企画・設計・販売担当者、流通・販売・輸出入の担当者の方 ・リチウムイオン電池・キャパシタ関連の研究開発部門および担当者
予備知識 ・多少基礎的な部分から解説するので、特段の知識は不要です。むしろ受講者各位の実務における問題意識の明確化が大切であると思います
修得知識 ・リチウムイオン電池の安全性の基礎知識 ・現在の国内外の安全性規格・規制や、流通・販売などに不可欠な規制やクリアすべき項目の概要がイメージされ、実務対応がスムースになると思われます
プログラム

1.リチウムイオン電池事故の概要と安全性規格

  (1).電池事故の発生件数

  (2).安全性試験の設定

  (3).法規制、認証とガイドライン

  (4).製品規格と測定規格

  (5).各種規格の相互関係

  (6).品質保証とPL

  (7).機械的安全性試験と事例

  (8).電気的安全性試験と事例

  (8).安全性試験の考え方(リスクとハザード)

2.JIS規格と電安法(電気用品安全法)

  (1).JISの経緯 

  (2).JIS C 8715-1,-2 最新2012制定

  (3).JIS C 8715-2の安全性要求事項

  (4).電安法2008の最近の運用2016

  (5).変更、改訂の動きと今後の動向

  (6).関連する国内法規の直近改正

3.自動車用(EV、HV、PHV)の電池に関する諸規格と安全性試験

  (1).Freedom CAR 米国

  (2).DOE & USABC 米国

  (3).EUCAR欧州とハザードレベル

  (4).SAE 

  (5).UN/ECE国連欧州経済委員会グローバル規格類とISO、IEEEほか

  (6).中国のQC/T 2006 EV用リチウムイオン電池の極めて優れた規格

  (7).中国のGB/T 3147.3 2015 安全性試験規格と運用

  (8).日本国内の動向 JIS;”路上走行車を除く”(JIS C 8715-1,-2)

4.ULのリチウムイオン電池関係規格

  (1).規格一覧と認証

  (2).UL1642 汎用セル

  (3).UL2580 EV用

5.国連危険物輸送基準勧告(UNオレンジブック)

  (1).UNオレンジブックの内容(対象となる電池と輸送区分)

  (2).安全性試験方法(T1〜T8)とクラス9

  (3).輸送に関する表示と書類、MSDS

6.輸送の安全に関する諸規定(船舶、航空、鉄道および国内)

  (1).UNとIMO(船舶)、IATA(航空)

  (2).UNと国内法の対応

  (3).消防法と同、施行規則

  (4).EUその他の規制

7. リチウムイオン電池(セル、モジュール)輸送規制と実務

  (1).輸送のカテゴリー(国内、国際、郵便、宅  配)

  (2).船舶安全法とIMO(国際海事機構)

  (3).輸出の準備手順と書類等

  (4).輸出貿易管理令

8.リチウムイオン電池(セル)の製造と安全性の確保

  (1).製造工程の概要

  (2).セル設計と安全性マージン

  (3).工程管理と品質保証

9.ZEVの動向と安全性

  (1).各国の燃費と排気ガス規制目標

  (2).電池ユニットの?容量化と冷却システム

  (3).EV、PHVの走行エネルギー効率

10. 参考資料

   ・定置用(大型)リチウムイオン電池の安全性規格と規制

キーワード
タグ エネルギー規格・標準モータリチウムイオン電池自動車・輸送機太陽電池電気化学電池熱設計非接触充電
受講料 一般 (1名):48,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):43,200円(税込)
会場
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