機械部門における加速試験の効果的な進め方と解析・評価試験の短縮化およびそのポイント

〜機械部門の加速試験の進め方、故障物理の考え方と加速試験モデル、加速試験のためのシミュレ−ション、FTA、FMEAによる加速試験法とポイント 〜

・製品の信頼性を確保し確実につくりこむための講座

・加速試験を効果的・効率的に実施するための方法や結果の解析法について、体系的にマスターし、製品の信頼性の維持と向上に活かそう!

講師の言葉

 講師は長年自動車会社に勤務し、自動車のパワ-プラント(エンジントランスミッション)に関する、加速試験を含む信頼性技術を担当して来ました。

 内容は、新製品企画段階における信頼性追求から、市場トラブル対策にまで広範囲に及んでおり、乗用車(レガシイ)10万km連続世界記録達成などに成果を上げております。

 講義で取り上げた加速試験のやり方は、信頼性技術の最も重要な項目で、その手法は講師が長年に及ぶ経験と実績に基づく独自の手法であります。

 すなわち、信頼性理論を取り入れたS-N線図(寿命曲線)を用いて、機器寿命に論理性を与えています。

 なお、レガシイの世界記録達成の際、その成果に対し社長表彰が授与されました。

 本講座では、要求のきびしい機械部門の加速寿命試験の進め方及びそのデ−タの見方・解釈について、開発手順に沿い、以下のような実践的な講義を行います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年02月01日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・技術、設計、生産技術、製造、品質管理、品質保証の技術者、管理者
予備知識 ・一応エンジニア向きであるので、エンジニアとしての基礎知識が有ればOKです ・不明の場合、質問を受け、その場で詳細に説明します。
修得知識 ・開発を左右する加速(寿命)試験の進め方 ・故障物理と故障モデル ・加速(寿命)試験と耐久試験の方法 ・寿命計算を用いた解析方法 ・加速試験、装置の事例とその応用について
プログラム

1.機械部門の加速試験と信頼性のつくりこみ

 (1).信頼性のつくりこみと加速試験

 (2).加速試験の課題と考え方

 (3).設計段階での加速試験

 (4).機械関連の故障物理

2.信頼性における故障物理の考え方

  (1).故障物理の定義

・統計処理と確率分布

  (2).故障物理の目的と範囲

  (3).故障モ−ドとメカニズム

  (4).設計における故障物理応用

  (5).物性現象の捉え方と信頼性への応用

3.機械関連設計を左右する加速試験

  (1).加速試験と信頼性の関連

  (2).加速試験の目標と考え方

  (3).解析的アプロ−チと設計的アプロ−チ

  (4).加速試験の対象・現象・課題の捉え方

4.加速試験のためのシミュレ−ション手法

  (1).故障物理の考え方と加速試験モデル

  (2).故障物理の応用

・統計処理法との違い

  (3).加速試験のためのシミュレ−ション

  (4).故障モ−ドとメカニズム

5.機械の加速試験へのFMEA、FTAの応用

  (1).FTA、FMEAによる加速試験の方法と位置付け

  (2).FTA&FMEAによる故障or信頼性の判定基準

6.加速試験の事例とその解析方法

  (1).寿命計算の考え方

  (2).軸受メタル寿命のメカニズム

  (3).加速試験装置の事例

7.まとめと質疑応答

キーワード 加速試験 故障物理 故障モ−ド 機械関連設計 FTA FMEA 寿命計算 故障モードシミュレ−ション手法
タグ 業務改善信頼性試験・故障解析品質管理ねじ品質工学未然防止モータロボット疲労機械溶接・接合自動車・輸送機振動・騒音設備電装品熱交機器・熱電変換
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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