破壊力学の基礎とFEM解析・評価および寿命推定への活かし方

〜 線形・非線形破壊力学の基礎、有限要素法によるき裂解析/き裂進展シミュレーション、構造部材への適用例 〜

・機械構造の健全性、構造裕度、余寿命評価に欠かせない破壊力学を学ぶための講座

・き裂損傷を受けた機械構造の寿命推定を行い、構造物の信頼性を向上させるための特別講座!

講師の言葉

 破壊力学は、き裂損傷を受けた機械構造の構造健全性、構造裕度や余寿命を評価する上で無くてはならない力学ツールです。破壊力学と有限要素法などの数値解析手法を用いた破壊力学解析に関する基礎知識を正しく理解し、き裂損傷を受けた機械構造のFEM解析・評価と寿命推定に繋げていただきたく思います。

 破壊力学評価を実施する上で、解析と実験はその両輪となりますが、本セミナーでは解析的事項について詳しく解説する予定です。内容は、破壊力学の基礎(特に、なぜ破壊力学が必要か?応力特異性について)、有限要素法解析に関することがら、よくある勘違いなどについて説明した後、講師が行ってきた解析事例と文献に見られる解析例についてご紹介します。

 さらに、ありがちな勘違いや講師の私感も含めた今後の動向についても触れていきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年01月17日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・破壊力学問題を取り扱う必要がある技術者(特に有限要素法を用いる方々) ・有限要素法による破壊力学解析を応用したい方(主に航空機、船舶、発電用機器などに関連する技術者) ・有限要素法を用いた破壊力学の基礎(KやJなど破壊力学パラメータ)を学びたい方
予備知識 ・大学学部レベルで習う材料力学と若干の弾性論の基礎 ・有限要素法解析の初歩的知識
修得知識 ・破壊力学の基礎知識 ・破壊力学パラメータ ・有限要素法を用いた破壊力学解析 ・破壊力学の寿命推定への活かし方
プログラム

1. き裂とき裂の力学の基礎(その1、破壊力学の考え方)

  (1). なぜき裂の解析に破壊力学が必要?

  (2). き裂の変形モード

  (3). 応力拡大係数とき裂の漸近解

  (4). エネルギ解放率

2.き裂とき裂の力学の基礎(その2、弾性論の立場から)

  (1). 応力拡大係数とき裂の漸近解の導出(Airyの応力関数)

  (2). 特異応力場について(線形・非線形問題)

  (3). 特異応力場について(弾塑性き裂進展)

3.有限要素法を用いたき裂解析の基礎

      ・有限要素法を使った破壊力学解析の基礎

  (1). 直接法とエネルギ法

  (2). エネルギ法によるエネルギ解放率や応力拡大係数計算

      ・仮想き裂進展法、仮想き裂閉口積分法、J積分法、相互積分法による混合モード

応力拡大係数の計算

  (3). 三次元問題への拡張

  (4). やっていいこと、いけないこと・・・ありがちな勘違い

4.解析例題紹介・寿命推定への活かし方とまとめ(応用例など)

  (1). 有限要素法によるき裂の解析例

      a. 講師の研究グループの解析例

      b. その他の解析例(文献調査から)

  (2). まとめ

      a. 現在の研究動向

      b. 今後の展望(講師の予想も含めて)

      c. 本日の話のまとめ

キーワード き裂 破壊力学 応力拡大係数 エネルギ解放率 弾性論 応力関数 特異応力場  エネルギ解放率 仮想き裂進展 J積分 
タグ 金属金属材料プラント機械機械要素自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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