一日で学ぶ配管技術の基礎とそのポイント

〜 レイアウト・圧力・流体・振動・熱・腐食およびコンポーネントにおけるポイント 〜

・配管に関わる技術者が学ぶべき“配管技術のツボ”について、実務に基づいて分かりやすく解説する講座

・配管にまつわる基礎と実務におけるポイントを理解し、トラブルに遭遇しても解決できるスキルが身につくセミナー!

※当日は講師の著書を配布致します

講師の言葉

 配管設備を建設するための「配管技術」には、配管の設計、製造、検査、据付、運転、そしてメンテナンス、などに携る技術者が知っておかねばならない、あるいは、知っていると仕事がスムースに運ぶ “配管技術の壺”のようなものがあります。この“壺”を説明します。 

 配管技術は、材料力学、水力学、機械力学、などの基礎工学の上に成り立っています。これらの工学が分かっていると、経験したことのない事象に遭遇しても、経験したことと、基礎工学の知識を連携させて、解決への道を見出だすことが可能となります。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年01月15日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・配管業務に携わっておられるエンジニア・設計・技術・施設・工務担当の方 ・配管、プラント、燃料装置、発電設備、水道設備、関連企業の技術者の方 ・配管のトラブルに関心のある方、トラブルでお困りの方
予備知識 ・業務で配管関連に携わっていると理解が深まります
修得知識 ・経験したことのない事象・トラブルに遭遇しても、過去の経験と、基礎工学の知識を連携させ解決への道を見出せるようにする
プログラム

1.設計図書を作成する

  (1). 多大な工数と期間を要する配管設計

  (2). P&IDは隅々まで読み解く

  (3). ラインリストは配管の戸籍簿

   等

2. 配管をレイアウトするポイント

  (1). 情報交換の媒体となる配管レイアウト図

  (2). 配管レイアウト策定のポイント

  (3). ポケットと勾配に注意を向ける

   等

3. 材料を選択するポイント

  (1). もっとも使う炭素鋼・低合金鋼

  (2). ステンレス鋼管を選択する理由と弱点

  (3). 炭素鋼系材料は低温脆性に気をつける

   等

4.圧力を閉じこめるポイント

  (1). 圧力には応力で対抗する

  (2). 内圧に対する強度を保障する方法

  (3). 管の厚さは周方向応力で決まる

   等

5.流体を運ぶポイント

  (1). 圧力損失は粘性、表面粗さ、乱れから起こる

  (2). ベルヌーイの式から水力勾配線を画く

  (3). レイノルズ数が層流・乱流を決める

   等

6. 振動・水撃の発生を抑えるポイント

  (1). 配管の励振源と振動の分類

  (2). 避けねばならぬ共振現象

  (3). 振動源がなくても振動する自励振動

   等

7. 熱が配管に及ぼす影響とポイント

  (1). 変位が止まれば止まる二次応力

  (2). 配管熱膨張とフレキシビリティ

  (3). 熱膨張応力が降伏点になっても配管は壊れない

   等

8. 腐食と防食のポイント

  (1). 大方の腐食は電気化学的に起こる

  (2). 電気化学的な隙間腐食・孔食応力腐食割れ

  (3). 異種金属接触腐食と逆転の発想の電気防食

   等

9.配管コンポーネントにおけるポイント

  (1). 配管に使われる継手

  (2). フランジ継手の形式

  (3). ガスケットの気密性は高い面圧

  (4). 曲げる・分岐する・口径を変える

  (5). 種類もいろいろあるチューブ継手

  (6). さまざまな機能のバルブ

  (7). バルブ形式と圧力クラス、選択のポイント

  (8). 閉め切る目的の仕切弁

   等

10. 製造・検査・据付のポイント

  (1). 配管製造・据付手順

  (2). 配管溶接の特徴と熱処理

  (3). 配管の各種非破壊試験の特徴

   等

キーワード 配管 ラインリスト 耐圧強度 圧力損失 ベルヌーイ レイノルズ数 ウォータハンマ  電気化学的腐食 バルブ 伸縮管接手 スチームトランプ
タグ プラント
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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