基礎から学ぶスピニング加工技術とその応用

〜 絞り、しごき、回転しごき加工技術と加工性、スピニングにおけるフレキシブル化、複合化 〜

・スピニングの基本および熟練技術者の技能や経験から脱却できる加工技術まで学べる講座

・制御技術の進歩により従来難しかった厚肉化が可能になり、一般機械部品へも多く使われているスピニング加工技術を体系的に修得できる特別セミナー! 

講師の言葉

 スピニングは旋盤状の回転工作機械の主軸にマンドレルと呼ばれる成形型をセットして、それに板状または管状のブランク(被加工材)を取付けて回転し、ローラーまたはへらを押付けながらマンドレルと同じ形状の製品を得る塑性加工法であり、薄肉製品のマニュアルスピニングはしばしばへら絞りとも呼ばれている。スピニングではあらゆる種類の回転対称形の製品の加工が可能であり、以前は家庭用什器、容器、照明器具、音響製品など比較的薄肉製品の多種少量生産に利用されていたが、最近では数値制御の自動機械で宇宙航空用、電気通信用、化学プラント用あるいは一般の機械部品への適用が増えてきており、なかでも自動車関連部品への適用の割合が急増し、これに伴って、製品も厚肉化してきており、加工機械も高剛性になってきている。
 本セミナーでは、スピニングの基本的な加工法など、スピニングの概要を紹介するとともに、熟練技術者の経験や技能から脱却するためのローラーパスプログラミングなどについて紹介する。次いで、プレス加工等、他の加工法との比較を紹介するとともに、スピニング加工技術の新たな展開についても紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年02月21日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・自動車、各種機械および関連企業における設計、生産技術等に関わる方 ・金属部品・製品の製造技術(自動車、電気通信、宇宙航空、化学プラント)、とくに板金・プレス加工などの塑性加工技術に関わる方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・スピニングに関する基礎知識と最近の動向について修得できる ・スピニングが技能や経験から脱却できるポテンシャルを有した加工技術であることを理解できる ・主として回転対称部品の製品設計・製造工程設計において、従来の加工法をスピニングに代替するヒントが得られる
プログラム

1.スピニングの概要
 (1). スピニングの基本加工法
 (2). スピニングの経済性
 (3). スピニングにおける加工性
 (4). スピニングにおける潤滑剤
 (5). スピニング製品の精度
 (6). スピニングの適用分野

2.絞りスピニング
 (1). 絞りスピニングにおける加工手順
 (2). 固定加工条件と流動加工条件(1)の選定
 (3). 流動加工条件(2)の選定
 (4). 円筒形以外の絞りスピニング

3.しごきスピニング
 (1). 固定加工条件の選定
 (2). 流動加工条件(1)の選定
 (3). 流動加工条件(2)の選定
 (4). しごきスピニングにおける加工性

4.回転しごき加工
 (1). 回転しごき加工の加工原理
 (2). 回転しごき加工における加工力
 (3). 回転しごき加工における加工条件と加工性

5.スピニング加工技術の応用
 (1). 他の加工法との比較
 (2). スピニングにおけるフレキシブル化
 (3). スピニングにおける複合化

キーワード スピニング加工 へら絞り ローラー 固定加工条件 流動加工 絞りスピニング しごきスピニング 回転しごきスピニング 異形断面形状
タグ プレス金属加工成形加工
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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