車載用48V電源搭載におけるシステム開発とEVへのワイヤレス充電技術

〜 ワイヤレス電力伝送の走行中給電への応用技術、自動車48Vシステムのメリット、デメリット、適用効果、欧州のPHV戦略 〜

・EV化に向けて進められている最新技術を先取りし応用するための講座

・EVの走行中給電にも使える電力伝送技術や自動車用48Vシステムの最新技術を学び、製品開発に活かそう! 

講師の言葉

<第一部>

 磁界共鳴は、大きなエアギャップかつ位置ずれが生じても、高効率の電力伝送が可能な技術である。電気自動車へのワイヤレス充電、家電へのワイヤレス給電、センサ類へのワイヤレス給電など、多くのアプリケーションに対応可能であり、大きな注目を浴びている。本セミナーでは基礎知識の説明だけでなく、走行中給電にも使える技術を紹介する。

<第二部>

 今後欧州のEV化が本当に進むのか、48V電源システム車は無くなっていくのか、欧州がPHVの開発を協力に推進する理由等について、分かりやすく解説します。また、車載用に今後必要となってくる部材、部品についても4代目プリウスのキャパシタ分析結果より、具体的な次世代キャパシタの誘電材料等について明確に掲示致します。また、ボッシュ製DC-DCコンバータの分解解析についても紹介し、欧州の車載システムにおける戦略を読み取っていきます。さらに、我が国のハイブリッドカーの技術動向、並びに今後、国内メーカはどの方向に技術革新を行っていくかについても解析していきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年02月13日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・車載機器、車載部品、車載システムほか、関連企業の方 ・磁界共鳴や電界共鳴によるワイヤレス電力伝送が創造する製品や未来像に興味のある方
予備知識 ・高等学校の電気程度の知識
修得知識 ・磁界共鳴現象の最前線の知識 ・48Vシステムの車載への可能性、商機に関する道筋について ・具体的な車載用コンバータの設計方針等の技術について ・パワーエレクトロニクス技術を車載用にどの様に適用していけば良いか ・SiCやGaNの車載応用の可能性、インダクタやキャパシタの小型化に関する最適化設計法
プログラム

第一部 電気自動車へのワイヤレス充電 〜走行中給電に向けて〜

1.ワイヤレス電力伝送の背景と4方式と周辺情報
  (1).ワイヤレス電力伝送の需要背景
  (2).電磁誘導方式
  (3).磁界共鳴方式
  (4).マイクロ波電力伝送方式
  (5).レーザー電力伝送方式
  (6).標準化動向
  (7).電波防護指針と実際

2.電磁共鳴(電磁界共振結合)
  (1).磁界共鳴と電界共鳴
    ・等価回路の導出
  (2).オープン・ショート型アンテナ
    a.オープン型アンテナ
    b.ショート型アンテナ
  (3).kHz〜MHz〜GHz
    a.kHzアンテナ
    b.MHzアンテナ
    c.GHzアンテナ
  (4).電磁誘導と磁界共鳴の統一理論
    a.N-N
    b.N-S
    c.S-N
    d.S-S

3.ワイヤレス電力伝送システム
  (1).システムとしての磁界共振結合
  (2).最大効率追従制御
  (3).走行中給電への応用
  (4).自動走行(センサ利用)
  (5).コンデンサレス&フェライトレスの走行用コイル
  (6).まとめ

第二部 車載用48V電源搭載におけるシステム・部品材料開発と最新技術および動向

1.自動車用48Vシステムの概略
  (1).従来車両、日本国内ハイブリッドカーとの違い
  (2).48Vシステムのメリット・デメリット
  (3).48Vシステムが自動車の燃費に与える影響
  (4).車載用48Vシステムのメリットとデメリット
  (5).エネルギー回生、アイドルストップと48Vシステムの燃費改善効果比較

2.車載用48Vシステムに対する各完成車メーカ・サプライヤの動き
  (1).48Vシステムに対するサプライヤの動き
  (2).48Vシステムに対する完成車メーカの動き
  (3).48Vシステム用補機類(電動パワーステアリング・電動コンプレッサ等)に対するサプライヤメーカの動き
  (4).48Vシステムが導入される具体的な車種予測
  (5).ストロング・ハイブリッドシステムが導入される具体的な車種予測

3.48Vシステムの適用効果
  (1).48Vシステム適用が効果的な車種
  (2).48Vシステムとストロング・ハイブリッドシステムとの導入費用比較
  (3).48Vシステム用補機類の全種類表記表

4.プロトタイプ機紹介
  (1).ボッシュ社製48Vシステム
  (2).コンチネンタル社製48Vシステム
  (3).Valeo社製48Vシステム
  (4).Hella社製48Vシステム

5.車載用平滑キャパシタの技術動向
  (1).4代目プリウス用平滑キャパシタ
  (2).フィルムキャパシタの現状と開発状況
  (3).フィルムキャパシタ材料の違いによるシステムへの恩恵
  (4).各部に使用されるフィルムキャパシタの材料の違い(PPかPETか)
  (5). 積層セラミックキャパシタのハイブリッド車への搭載可能性

6.ボッシュ製DC-DCコンバータ
  (1).ボッシュ製DC-DCコンバータの概要
  (2).マルチフェーズDC-DCコンバータの利点と欠点
  (3).パワー半導体の並列接続化による利点と欠点
  (4).ボッシュ製DC-DCコンバータの凄さ
  (5).次モデルのDC-DCコンバータを予想

7.欧州のPHV戦略
  (1).なぜ欧州はPHVの開発を活発化したか
  (2).メルセデスベンツSクラスの二酸化炭素排出量換算値の緩和措置例
  (3).48V電源システム車は生き残るか?
  (4).欧州は本当に全EV化に踏み切るのか?

キーワード ワイヤレス電力伝送 電磁共鳴 電磁界共振結合 走行用コイル 自動車用48Vシステム ストロング・ハイブリッドシステム 平滑キャパシタ DC-DCコンバータ 
タグ パワーデバイスリチウムイオン電池ワイヤレス給電回路設計自動車・輸送機車載機器・部品蓄電電気電源・インバータ・コンバータ電装品電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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