絶縁劣化のメカニズムと高電圧機器の劣化診断技術への応用

〜 高電圧技術と絶縁材料の基礎、絶縁材料の劣化メカニズム、絶縁劣化の最適な診断法への応用 〜

高電圧機器における絶縁劣化の基礎と最適な診断法を分かりやすく解説する講座

高電圧による絶縁劣化メカニズムを理解し、絶縁破壊防止対策に活かそう!

講師の言葉

電気製品には、絶縁が設けられています。絶縁体は、電流を安全に導く堤防のようなもので、電気絶縁性と誘電性の二つの性質を有しています。電気製品の設計には、これら絶縁体の特性を良く知る必要があります。また、電気を効率良く送ったり使用したりするために、高電圧技術が発達しました。高電圧が印加されると物質は、非線形な現象や独特な変化を示します。高電圧で使用する電気機器の設計寿命は2040年程度と長く、長期間の使用により機器材料の性能が劣化します。高電圧機器の開発や製造、メンテナンスに携わる技術者は高電圧現象を良く理解し、絶縁材料の劣化に対する診断法を修得することが望まれます。本講座では、絶縁材料の基本的な特性と劣化要因を分かりやすく説明します。また、対象機器に最適な診断法を選択するポイントや意外と知らない豆知識について、易しく解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年03月08日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・これから電気絶縁や劣化診断の知識を必要とする技術者の方 ・電気機器、機械、自動車、鉄道、その他関連企業の方
予備知識 ・電気の基礎と高校程度の簡単な化学の知識があると理解が深まります
修得知識 ・高電圧現象のメカニズムと絶縁材料の特性について理解できる ・絶縁材料の劣化の仕組みや診断・破壊を防ぐための基本的事項や各種計測法などを修得できる
プログラム

1.高電圧技術と絶縁材料の基礎特性

  (1).高電圧の必要性と絶縁材料

  (2).気体材料

  (3).液体材料

  (4).固体材料

2.高電圧現象

  (1).気体の破壊理論

  (2).液体の破壊理論

  (3).固体材料の破壊理論

  (4).気中放電

3.絶縁材料の劣化メカニズム

  (1).劣化の要因と形態

  (2).部分放電劣化

  (3).電気トリー・水トリー

  (4).アークおよびトラッキング現象

  

4.絶縁劣化診断法とその技術

  (1).直流漏れ電流法

  (2).静電容量測定

  (3).部分放電計測

  (4).交流電流法

  (5).誘電正接法

5.電力機器における絶縁劣化診断

  (1).電力ケーブル

  (2).回転機

  (3).変圧器

6.意外と知らない豆知識

  (1).電線とケーブルの違い

  (2).水トリー対策ケーブル

  (3).回転機マイカ

  (4).AE法による部分放電位置標定

キーワード 高電圧技術 絶縁材料 絶縁劣化メカニズム 劣化診断法 絶縁破壊対策
タグ 信頼性試験・故障解析品質工学絶縁電気
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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