自動車用潤滑油の基礎と最新技術

〜 エンジン油、駆動系油の種類、要求性能、組成・性能評価法と燃費への影響 〜

・自動車用潤滑油の分類、規格、組成、性能評価と最新技術が学べる講座

・自動車用部品の性能、寿命に影響を与える自動車用潤滑油の基礎と最新技術がマスターできる特別講座!

講師の言葉

 自動車には、エンジン油をはじめとして数多くの潤滑油が用いられているが、その内容についてはブラックボックス化の傾向にあり、あまり良く知られていない。とりわけ、駆動系油は、メカニズムのバラエティーが多く、要求性能も複雑多岐にわたるため専用部品のように扱われる傾向が強い。とりわけ、近年は、自動車の高性能化、排気ガス規制の強化、燃費基準の導入などにより、自動車のパワートレイン設計は大きく変化しており、潤滑油への要求も目まぐるしく変化しているのが実情である。

 本講義では、自動車を取り巻く環境を理解した上で、エンジン油、駆動系油、パワステ油、ショックアブソーバ油など、自動車用潤滑油の種類と要求性能、規格動向、組成と性能評価法などにつき理解を深めていただきたい。とりわけ、潤滑油と燃費の関係について、専門的観点から解説する。さらに、潤滑油と各種材料との適合性につき解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年11月28日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備化学・環境・異物対策
受講対象者 ・自動車用潤滑油の製造・販売に携わっている方 ・自動車用潤滑油に用いる潤滑油添加剤の開発・製造・販売に携わっている方 ・自動車整備業などで潤滑油を取り扱う方 ・潤滑油が接触する自動車用部品の開発・製造に携わっている方
予備知識 ・分かり易く解説しますので、特に予備知識は必要ありません
修得知識 ・自動車用潤滑油の分類と規格(歴史、背景、要求性能、今後の動向など) ・自動車用潤滑油の組成の概要(代表的油種の処方例、処方の意味、材料への影響など) ・自動車用潤滑油の性能評価法、燃費測定法(試験法、試験結果の有効性など) ・自動車の燃費に及ぼす潤滑油の影響(物性の影響、組成の影響、測定法の影響)
プログラム

1.自動車用潤滑油の概要

  (1). 自動車用潤滑油の種類と適用範囲

      a. エンジン油(ガソリンエンジン油、ディーゼルエンジン油、ガスエンジン

        油)

      b. 駆動系油(手動変速機油、自動変速機油、CVT油、DCT油、デフ油な

        ど)

      c. その他の自動車用潤滑油(パワーステアリング油、ショックアブソーバ油な

        ど)

  (2). 自動車用潤滑油のトライボロジー

      a. エンジン油のトライボロジー

      b. 駆動系油のトライボロジー

2.エンジン油の基礎と最新技術

  (1). エンジン油の基礎

      a. エンジン油の働きと要求性能

      b. エンジン油規格の歴史と現状

      c. エンジン油の組成と分析・評価法

  (2). エンジン油の最新技術と材料適合性

      a. エンジン油規格の将来動向

      b. エンジン油処方技術の動向

      c. 省燃費エンジン油について

      d. エンジン油とエンジン材料の適合性

3.駆動系油の基礎と最新技術

  (1). 駆動系油の基礎

      a. 駆動系油の働きと要求性能

      b. 駆動系油規格の歴史と現状

      c. 駆動系油の組成と分析・評価法

  (2). 駆動系油の最新技術と材料適合性

      a. 駆動系油規格の将来動向

      b. 駆動系油処方技術の動向

      c. 駆動系油の省燃費技術

      d.駆動系油と駆動系材料の適合性

4.その他の自動車用潤滑油の基礎と最新技術

  (1). パワーステアリング油

  (2). ショックアブソーバ油

キーワード 自動車用潤滑油 エンジン油 駆動系油 パワーステアリング油 ショックアブソーバ油 トライボロジー 
タグ 化学自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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