抵抗スポット溶接技術の基礎とアルミ・異材溶接への応用

〜 抵抗スポット溶接のメカニズム、軟鋼板、アルミ合金板および異材溶接への応用 〜

・接合が難しいアルミ合金や鉄鋼/アルミの異材抵抗スポット溶接について現場技術者の方に役立つよう解説する講座

・軽量化技術のため今後必要になるものの専門書がない、異材抵抗スポット溶接についてエキスパートの方が解説する特別セミナー! 

講師の言葉

 自動車や車両は、燃費向上のため軽量化が推進されている。そのためにアルミ合金が適用されるが、アルミ合金はその堅固な酸化皮膜のため接合が難しい。自動車パネル用のアルミ合金の接合には、リベットや摩擦撹拌と比べて容易さの面で抵抗スポット溶接が適している。       
 また、構造的に安全性確保のため高強度鋼を使用せざるを得ないため、どうしても鉄鋼/アルミ合金の異材抵抗スポット溶接も必要になると考えられる。しかし、異材抵抗スポット溶接についてはまだ不明な点が多く、これからの新しい技術であると考えられる。
 現状はアルミ合金や、鉄鋼/アルミ合金の異材抵抗スポット溶接に絞って分かりやすく説明された専門書はない。従って、アルミ合金の抵抗スポット溶接技術について、更にはこれから必要になる技術である異材抵抗スポットについて、現場の技術者が理解できるように抵抗スポット溶接の基礎的な知識から小職が今まで抵抗スポット溶接技術関係で研究してきた専門的な内容(アルミ合金、鉄鋼/アルミ合金の異材)まで幅広く解説したい。本講座は現場の技術者に大いに役立つと考える。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年11月29日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・自動車、車両、航空機などの製造会社の技術者の方 ・材料メーカーでアルミ材料を取り扱う技術者の方
予備知識 ・溶接に関する基礎知識
修得知識 ・抵抗スポット溶接の知識、および鋼板、アルミニウム合金へ適用する技術
プログラム

1.抵抗スポット溶接機
  (1).抵抗溶接の歴史
  (2).抵抗溶接機の分類
  (3).重ね抵抗溶接機
  (4).抵抗スポット溶接機
  (5).抵抗スポット溶接の通電方式
  (6).抵抗スポット溶接の溶接ガン
  (7).抵抗スポット溶接の電極チップ
  (8).溶接機用制御装置

  

2.アルミニウム合金の抵抗スポット溶接
  (1).アルミニウム合金の種類と特徴
  (2).抵抗スポット溶接のメカニズム
  (3).抵抗スポット溶接部の特徴
  (4).抵抗スポット溶接の3大条件
  (5).極性効果
  (6).表面処理
  (7).疲れ強さ

3.材料別の抵抗スポット溶接への応用技術
  (1).軟鋼板
    a.溶接条件とナゲット径の関係
    b.溶接条件と溶接強度の関係
    c.溶接部のミクロ組織及び硬さ
    d.十字引張試験での破断形態と溶接強度の関係
  (2).アルミ合金板
    a.溶接条件とナゲット径の関係
    b.溶接条件と溶接強度の関係
    c.溶接部のミクロ組織及び硬さ
    d.十字引張試験での破断形態と溶接強度の関係 
    e.HAZのミクロ割れと溶接強度の関係
  (3).軟鋼板/アルミ合金板 (異材溶接)
    a.溶接条件とナゲット径の関係
    b.溶接条件と溶接強度の関係
    c.溶接部のミクロ組織及び硬さ
    d.界面に生じる金属間化合物の溶接強度に及ぼす影響
    e.十字引張試験での破断形態と溶接強度の関係
    f.アルミ側HAZのミクロ割れと溶接強度の関係

キーワード 抵抗スポット溶接 極性効果 疲れ強さ 溶接条件 溶接強度 ナゲット径
タグ 金属材料表面処理・めっき溶接・接合自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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