めっきの基礎と効率的な工程管理技術およびトラブル対策

〜 めっき技術の基礎、めっき工程の管理とデジタル化、数理手法を用いた熟練者の有するノウハウの蓄積と現場での活用法 〜

・ノウハウの塊であるめっき技術をデジタル手法を最大限に活用し、製品開発に効果的に応用するための講座

・めっき技術の高度化をはかり、めっき条件の最適化やトラブル対策を効率的に実践するための特別セミナー!

講師の言葉

 長い歴史を持つめっき。古くてやることがもうないと考えられがちなめっき法ですが、昨今の産業構造の変化に伴い、再度めっきの高度化を進めていくことが必要になっています。しかしながら、いざめっきを行うことになっても、めっきはノウハウの塊であることが敷居を上げることになっています。いわゆるブラックボックス化が進んでいるため、めっきに従事する方も、なぜに対する回答を基礎データに戻ってしっかりと理解することが必要となります。  
 めっきに関する技術知識情報を集約した「めっきデータベース」を中心に、めっき条件パラメータと膜特性の相関に関する加工事例、トラブルへの対応事例など豊富な事例を示します。また、熟練者の考え方やノウハウをソフトウェアに蓄積し、解析を行う手法についても紹介します。今後、ますます情報化が進むにつれて、めっき工程の管理の仕方への要求も変わってきます。デジタル化手法を最大限に活用して、ビックデータやIoT時代に向けた次世代のめっきを実践していきませんか?  

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年10月10日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・湿式めっきに関する初心者の方  ・めっき膜の評価に携わる方  ・めっき工程管理やめっきトラブル対応に従事している方  ・めっきラインを新規に構築しようとする方 
予備知識 ・湿式めっき技術に関する基礎的知識  ・電気化学、化学と膜特性(膜物性)に関する基礎的知識  ・高校レベル以上の数学的知識 
修得知識 ・めっきの基礎について ・めっきトラブルとその対処法について、解決への糸口を導き出す方法や、新規めっきラインの構築に必要なポイントについて  ・多様かつ、大量のめっき工程において熟練者の有するノウハウを蓄積する手法とこれをツール(道具)として用いた現場での活用法 
プログラム

1.めっきの基礎と技能者像   
  (1).めっきの技能者像 
    a.受託加工業者が考える技能者像とは 
    b.技能検定で求められる技能者像とは  
  (2).めっきデータベースを活用しためっき事例 
    a.耐食めっきとは 
    b.磁性めっきとは 
    c.配線めっきとは 
 
 *めっきデータベースは無料で活用することができます

2.めっきトラブルとその対策 
  (1).ニッケルめっきトラブルとその対策 
  (2).銅めっきトラブルとその対策 
  (3).その他、めっきとその対策  

3.めっき工程の管理とデジタル化 
  (1).めっき工程の管理とは  
    a.分極曲線から何がわかるのか 
    b.アニオンとカチオン  
    c.光学的手法からわかること  

4.数理モデルの展開とめっき現場への適用事例  
  (1).品質改善、歩留まり向上への適用  
    a.QC7つ道具のめっきへの適用   
    b.一対比較法のトラブル対策への適用 
    c.ベイズ推論のめっきトラブル予測への適用   
  (2).めっき条件最適化手法 
    a.重回帰分析のめっきへの適用   
    b.推奨条件の提示とは

キーワード めっき工程 耐食めっき 磁性めっき 配線めっき アニオン カチオン QC7つ道具 ベイズ推論 重回帰分析 推奨条件
タグ 表面処理・めっき
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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