金型長寿命化のための熱処理・表面改質技術と耐久性向上策

〜 表面処理および耐久性評価、金型特性・熱処理、表面改質・プラズマCVDによる問題解決技術 〜

・金型の長寿命化を実現すべく、鋼材・熱処理・表面改質の基礎から応用例まで解説する講座

・金型の損傷軽減、長寿命化を実現するための知識を一日で学べる特別講座!

講師の言葉

第1部
 材料の加工技術は製造業における基幹技術であり、その中でも金型や工具の耐久性向上はロスコストを抑えるために非常に重要な課題です。
 本講演では、プレス加工における金型に注目して金型長寿命化のための表面処理技術について解説いたします。
 様々な表面処理の方法や適用例について平易に説明し、特に硬質皮膜のコーティングによる耐久性向上技術について、プレス加工を模擬した金型耐久試験結果を交えながら解説いたします。
 金型表面処理は長寿命化において有効な手段であるが、基材の材料特性とも深く関っており、両者を併せて総合的に評価する必要があります。この点についても言及して、金型長寿命化のための方策について提案いたします。

第2部
 製品の品質維持と低コスト化には金型寿命の延長が必須である。そして、金型寿命の原因となる損傷を軽減するには、損傷がどのような現象か理解したうえで、対策の方向性と具体策を考える必要がある。
 本講では熱間鍛造やダイカストなどの金型を対象に損傷に及ぼす金型材質(すなわち、鋼材成分と熱処理の組合せ)の影響を解説する。表面処理については、その影響が大きい冷間プレス加工を採り上げ、損傷軽減の実例を紹介する。

第3部
 窒化センサシステムにより最適に雰囲気制御された「窒化」、耐熱性、離型性に優れる酸化処理を窒化処理と複合させた「ブラックパールナイト」、潤滑性、耐摩耗性、耐焼付き性に優れる「ガス浸硫窒化」について原理、特性、各種金型への応用について解説する。これらの表面改質法は、従来のコーティングと違って低コストで大重量、複雑形状金型へ応用できる。
 また、PVD法と違って深穴やスリットのある複雑形状品にコーティングでき、低温で密着性、緻密性、離型性に優れる「プラズマCVD法」についても装置、原理、特性、各種金型への応用について解説する。特にプラズマCVD法によるTiAlSiCNO、TiBN、BN、AlN、DLC、ホワイトDLC膜について紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年09月12日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・塑性加工(プレス加工メーカー)、材料メーカー(被加工材、金型材など)等における製造・設計・生産技術関連に携わる方
予備知識 ・金型の損傷、金属冶金学の基礎(相変態、焼入れ)、塑性加工(熱間鍛造、プレス)などの知識があれば理解が深まります
修得知識 ・金型の表面処理技術と適用例、長寿命化の対策 ・損傷軽減アクションの方向性と具体策、損傷軽減の実例 ・窒化処理および窒化+酸化複合処理の基礎から実操業における問題解決技術及び最先端技術 ・PVD、CVD、TD、PCVD法の基礎から応用における問題解決技術及び最先端技術
プログラム

第1部 金型長寿命化のための表面処理技術

1.金型の表面処理技術と適用例
  (1). 金型材料の種類と熱処理
  (2). 表面処理概論
  (3). 硬質皮膜コーティング処理

2.コーティング金型の耐久性評価
(実際のプレス金型における硬質皮膜と基材の損傷評価)
  (1). コーティング金型の面圧損傷と評価
  (2). コーティング金型の摺動損傷と評価

3.金型長寿命化の方策について

第2部 鋼材と熱処理の組合せ適正化による金型の損傷軽減

1.熱間鍛造
  (1). 大割れ
  (2). 摩耗

2.ダイカスト
  (1). ヒートチェック
  (2). 大割れ、欠け
  (3). 水冷孔割れ
  (4). 焼付き、溶損

3.冷間プレス
  (1). 大割れ、欠け
  (2). かじり

第3部 金型長寿命化を実現するための表面改質・プラズマCVD

1.表面改質法
  (1). 窒化
      a. 水素センサの原理と制御システム
      b. 窒化ポテンシャルと窒化特性
      c. 応用例とその効果
  (2). ブラックパールナイトの種類と特性
      a. 窒化+酸化複合処理
      b. 窒化+酸化+DLC複合処理
      c. 応用例とその効果
  (3). ガス浸硫窒化
      a. ガス浸硫窒化の原理と特徴
      b. 組織、機械的性質
      c. 応用例とその効果

2. プラズマCVD(PCVD)法
  (1). 各種硬質皮膜被覆法の比較
      a. CVD法の原理と特徴
      c. TD法の原理と特徴
      c. PVD法の原理と特徴
  (2) PCVD法の原理、特徴、応用
      a. 量産型PCVD装置
      b. PCVD法の原理と特徴
      c. PCVD法によるTiAlSiCNO膜、TiBN膜、BN膜、AlN膜、DLC膜、ホワイトDLC膜の特性
      d. PCVD法の各種金型への応用と効果

キーワード 金型 表面処理 硬質皮膜コーティング 熱処理 熱間鍛造 ダイカスト 冷間プレス 表面改質法 ブラックパールナイト ガス浸硫窒化 プラズマCVD PCVD DLC
タグ 金属加工成形加工表面改質表面処理・めっき
受講料 一般 (1名):48,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):43,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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