鋼材・切削工具の材料特性と適切な選定・加工改善の高効率化のポイント

〜 鋼材の機械的特性、種類・用途と加工改善、最適化の実践ポイント 〜

・鋼材・切削工具に特性をもたらす元素や結晶を学び、適切な材料・工具の選定、条件設定を行うための講座

・トラブルの原因を捉える知識を学び、加工改善・コスト低減・生産性の向上を実現しよう!

講師の言葉

 鉄鋼材料は元素の組合せでいろいろな種類が作られています。 また、その鋼材を加工する切削工具も元素からできています。 鋼材の特性をもたらす元素や結晶について理解することによって、適切な材料選定や切削加工の工具や条件設定を習得し、高最適化(高効率化)の実務知識を習得します。
現象と対策(トラブルシューティング)だけの知識が増えても、その元になる原因と対策の理屈に関わる知識がなければ応用ができません。応用とは未経験のことでも原因を想定し、改善策を思いつく思考力です。 その基礎となる内容を集めたセミナーです。
 加工現場、設計者、生産技術者など実務担当者(3年から15年経験者)の覚え直し、さらに現場の人材育成も担うリーダーの教育手法の参考に、このセミナーの受講をお勧め致します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年09月05日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・自動車をはじめとする輸送機器、各種産業機械および部品の加工現場、設計、生産技術部門にて切削に関する業務に関わる方 ・加工現場、設計者、生産技術者など実務担当者の方 ・加工現場の人材育成も担うリーダーの教育を担う方 ※文科系キャリアの方にも最適な実務学習です
予備知識 ・実務で切削加工に携わっていると理解が深まります
修得知識 ・鋼材の特性をもたらす元素や結晶について理解することで、適切な材料選定や切削加工の工具や条件設定を習得し、高最適化(高効率化)の実務知識が習得できます
プログラム

1.元素と結晶が決める鋼材の性質
(1). 元素と結晶の基礎知識
(2). JIS鋼材・成分一覧表から読み取る特性
(3). 製鉄と製鋼 / 鋼と鋳鉄

2.加熱と冷却で結晶を操作し、鋼材の特性を作り込む
(1). 熱処理による結晶操作
(2). 炭素 0.3%を基準とした鋼材特性の覚え方
(3). JISコードの意味と特性判断

3.鋼材の機械的特性
(1). 添加元素の使用目的
(2). 硬さと引張強さ(ねばさ)
(3). 鍛造と鋳造の材料
(4). 硬化処理の種類と特徴

4.JIS鋼材の種類と用途
(1). 炭素鋼、合金鋼
(2). ステンレス鋼 − オーステナイト系の特性
(3). 耐熱鋼・インコネル、Ti64など

5.材料特性と加工改善
(1). 被削性の違い − 切削抵抗
(2). 工具摩耗と切くず処理
(3). 切削条件と工具寿命 − 熱と振動

6.高最適化(高効率化)の考え方と実践ポイント

(1). 工具開発の考え方
(2). 切削加工の経済性(コスト低減法)
(3). 生産性の向上 − 切削時間・非切削時間の短縮

キーワード 鋼材の特性・選択 被削性 工具寿命 切くず処理 切削条件 最適化
タグ 金属金属加工
受講料 一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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