リンク機構の基礎とパラレルリンク機構の最適な設計手法への応用

〜 リンク機構の運動学・動力学解析と空間パラレルメカニズムの設計手法 〜

・設計例を通してパラレルメカニズムを分かりやすく解説する講座

・適切な自由度を配置し、目的に合ったパラレルリンク機構設計法を実現するためのセミナー!

講師の言葉

 機構は機械装置の骨格を形成しています。すなわち、用いる機械要素の選択で、その装置の特性が決まります。動力源をたくさん用いれば、複雑な運動を創成することが可能ですが、その分、駆動するための制御系が複雑になりシステム全体が大型化し、コストがかさむことが少なくありません。空間リンク機構であるパラレルメカニズムにおいてその傾向は特に顕著になります。
 そこで本講習では、設計する装置の仕様から適切に自由度を配置し、目的にあった機構の選択方法について考えていきます。3D CADが身近になった環境でも、リンク機構の運動をシミュレーションする手法は、機構を評価する上で欠かせません。
 ポイントとして、機械装置に用いる動力源の数を決定する際に重要な自由度の算出方法や機構の各関節(対偶)での変位の計算方法を学びます。さらに、動力源の選択に欠かせない機構の動力学解析についても基礎から学んでいきます。最後に、パラレルメカニズムを含む設計例を通して、平面および空間リンク機構の設計手法について解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年09月19日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械、製造設備などの研究開発、設計に関わるエンジニアの方 ・ロボットや福祉機器の研究開発、設計などに関わる方
予備知識 ・剛体の力学、数学(三角関数、線形代数)、機構学の知識があれば理解が深まります
修得知識 ・機構学の基礎とそれを用いた設計手法
プログラム

1. リンク機構の運動学解析
  (1). 機構の自由度
    a. 対偶と自由度
    b. 自由度の計算式
  (2). 平面リンク機構の運動学解析
    a. 変位解析
    b. 速度解析
    c. 瞬間中心を用いた変位解析
  (3). 空間リンク機構の運動学解析
    a. 変位解析
    b. 速度解析

2.リンク機構の動力学解析
  (1). 平面リンク機構の動力学解析
    a. 自由物体表示
    b. 機構に作用する力とモーメント
    c. 平面機構の運動方程式
  (2). 空間リンク機構の動力学解析
    a. 自由物体表示
    b. 機構に作用する力とモーメント
    c. 空間機構の運動方程式

3.空間パラレルメカニズムの設計手法
  (1). パラレルメカニズムの分類
    a. 平面パラレルメカニズム
    b. 空間パラレルメカニズム
  (2). 空間パラレルメカニズム(3-RPS)の運動学解析および設計
    a. 変位解析
    b. 力学解析と運動限界位置

キーワード リンク機構 平面リンク機構 空間リンク機構 動力学解析 空間パラレルメカニズム 運動限界位置
タグ ロボット機械機械要素
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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