撥水・親水性表面の形成技術と新しい表面利用技術への応用

〜 表面濡れ性の基礎、液体の滑落性を向上させる「表面形成プロセス」、高耐久性超撥水性の材料設計、表面濡れ性を活かした新規利用方法 〜

・「濡れ性制御の原理」からそれを応用した「超撥水性や超親水性を活かしたアプリケーション」開発までを解説する講座

・応用する上で一般的な理論に沿わないことも多い「濡れ性制御」のポイントを学び、製品開発に効果的に応用しよう! 

講師の言葉

 濡れ性制御技術は、エレクトロニクス機器・屋内外建材・輸送機器・スポーツ用品等、身近な生活から生産現場の至る所で広く利用されています。しかしながら、受講者の方々がそれぞれ持っている諸課題を解決するには、単純に「ヤングの式等」の一般的な理論に沿わないことも多いことも散見されます。この講座では、それらの諸課題を解決する際に、「原理」と「表面の形成方法」の間に存在する解決課題にも踏み込み、理論と実際の間を橋渡しするような基礎的な知見も提供していきたいと思います。
 故に、「濡れ性制御の原理」の解説から、液体の滑落性に焦点を当てた「表面形成プロセス」に触れた上で、原理から考えられる「超撥水性や超親水性を生かしたアプリケーションの事例」を紹介していきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年07月10日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・素材メーカー等における、素材開発者及び技術企画担当者の方 ・電子機器メーカー等における、素材開発者及び技術企画担当者の方 ・輸送機器・重電メーカー等における、素材開発者及び技術企画担当者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・表面濡れ性の付与方法の改善方針 ・撥水性自体の開発方針のポイント
プログラム

1.表面濡れ性に関する基礎
  (1).撥水性と親水性の定義
  (2).接触角に関する基礎方程式

    Young’s model・Wenzel’s model・Cassie’s model
  (3).基礎方程式からみた、超撥水性表面と超親水性表面の理解
  (4).液滴の転落角(付着性)に関する基礎方程式
    付着エネルギー(Furmidge model・Contact angle hysteresis)
  (5).接触角・転落角の評価方法
  (6).固体表面エネルギーとZismanプロット

2.液体の滑落性に焦点を当てた濡れ性制御技術
  (1).動的撥水性評価の重要性
    a.フッ素系の撥水剤とアルキル系の撥水剤の例
    b.必ずしも、接触角:高 ⇒ 転落速度:高 ではない
  (2).液滴が傾斜表面上を転落する際の内部流動状態
  (3).液滴の接触角と液滴の転落速度の関係
    a.撥水性素材の凝集が水滴の挙動を阻害する。
    b.接触角:高 ⇒ 転落速度:高 になる条件とは?
  (4).表面粗さの違いによる液滴の滑落性の違い
  (5).表面のパターン構造の違いによる液滴の転落性の違い
  (6).液体の滑落性を向上させる「表面形成プロセス」の工学的ポイント

3.高耐久性超撥水性の材料設計
  (1).超撥水性表面上での水滴の転落速度の基礎方程式
  (2).超撥水性表面を高耐久性化する際の課題
  (3).有機モノリス構造体を用いた高耐久性超撥水性表面の設計コンセプト
  (4).有機モノリス構造体を用いた高耐久性超撥水性表面の機能
  (5).SLBC(Solid Liquid Balk Composite)による水滴の転落性の向上
    a.原理と構造
    b.そのメリットと課題

4.各種濡れ性を有する表面の流体摩擦
  (1).超撥水性と超親水性における流体摩擦の低減効果
  (2).光誘起超親水性を用いたマイクロ流路内における攪拌効果の向上
    a.マイクロ化学工学等のMEMSや冷却機構への応用

5.撥水性及び親水性の表面濡れ性を活かした新規利用方法の展開

  (1).エレクトロウェッティングによる流体運動の制御

  (2).水の氷結や結露の抑制

キーワード 濡れ性 接触角 撥水性 親水性 付着性 固体表面エネルギー 表面粗さ 表面形成プロセス 有機モノリス構造体 SLBC 流体摩擦
タグ 化学工学表面改質表面処理・めっき
受講料 一般 (1名):48,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):43,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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