界面活性剤の基礎と適切な選定および効果的な使い方

〜 エマルション・ディスパージョンの調整技術、液晶・泡製剤の設計法、洗浄機能の発現と制御法 〜

・経験的・慣例的な選択ではなく、商品コンセプトに合った界面活性剤を選択するための講座

・学ぶ機会の少ない界面化学について実際の商品を例に解説する特別講座!

講師の言葉

 食品や化粧品を開発していると、油水界面や気液界面で起こる現象を理解し、コントロールすることの重要性を感じることが多いのではないでしょうか? 要求品質となる安定なエマルションやディスパージョンの調製、商品コンセプトに合った液晶・泡製剤を提案することは案外難しいものです。
 しかしながら、 有機化学や一般的な物理化学と違い、界面化学を系統的に学ぶ機会は少なく、経験的(慣例的)に界面活性剤を選択して使用している現状もあるようです。
 そこで本講座では、界面化学の機能や特性について学んだ 上で、界面活性剤の使いこなし方のポイントを解説していきます。特に、商品開発や製造現場で求められる安定なエマルション・ディスパージョンの作り方、相図に基づいた液晶・泡製剤の設計法、洗浄機能の発現メカニズムと制御法について実際の商品を例に引きながら解説します。
 本講座を通して界面化学の正しい理解と実務への活かし方を学び、お客さまに心から喜ばれる商品を開発・製造できる技術者を目指して下さい。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年07月31日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・界面活性剤の研究開発に関わる方 ・香粧品・医薬品・食品関係に関わる研究者・技術者の方 ・加工油、潤滑油などの油剤や接着剤、洗剤、塗料など工業用品における研究者・技術者の方 ・界面活性剤について学びたい研究者・技術者の方
予備知識 ・界面活性剤に関心があると理解が深まります
修得知識 ・界面活性剤の基礎 ・安定なエマルション・ディスパージョンの調製技術 ・液晶・泡製剤の作り方 ・洗浄剤の処方設計
プログラム

1. 界面活性剤とは
  (1). 界面活性剤の定義と種類
  (2). 界面活性剤水溶液の相挙動
  (3). 界面活性剤の特性の予想:HLB とパッキングパラメータ

2. エマルション:油滴の微細化・安定化

香粧品、食品、医薬品、油剤、接着剤、洗剤などにおいて重要なエマルションの微細化・安定化についてわかりやすく解説する

  (1). クリーミングと合一の防ぎ方
  (2). αゲル乳化法
  (3). 転相乳化法
  (4). D 相乳化法/液晶乳化法

3. ディスパージョン
〜微粒子を安定に分散するための界面活性剤の選び方〜

4. 液晶:たくさん油を含む可溶化物の調製法
  (1). 可溶化力の高い活性剤の選び方
  (2). 油剤・高分子・添加剤を使った性能アップ

5.洗浄系:界面活性剤で汚れが落ちるメカニズムと処方設計の考え方

6. 泡:起泡のメカニズムとコントロール
  (1). 速泡性と泡安定性
  (2). 泡量制御のテクニック
  (3). 泡質制御のテクニック
  (4). 消泡のテクニック

7. これからの実用化が期待される界面活性剤関連技術
  (1). 固体粒子を利用したピッカリングエマルション・ドライウォーター
  (2). 超音波・超臨界水を利用した乳化技術
  (3). 黄色ブドウ球菌・アクネ菌を効果的に殺菌する選択殺菌パウダー

キーワード 界面活性剤 エマルション 乳化 ディスパージョン 泡量制御 泡質制御 消泡
タグ 化学化学工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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